観音菩薩は観世音菩薩ともいい、人々を救う菩薩です。
経典は「なぜ観音菩薩(元々はあまねく自在に観る者という意味)と呼ばれているのですか?」という問いから始まります。それに答えて釈尊は「もし計り知れないほど多くの人々がそれぞれに苦しんでいたとしても、この菩薩の名を一心に唱えれば即座にその声を聞き、みな救済してくれるからです」と説いています。
そして具体的に 例え大火の中に入れられても、この菩薩の威力で焼かれることはないし、大水で漂流していても、その名を唱えれば浅瀬にたどり着けます
航海で凶悪な者のいる国に漂着したとしても、その中に一人でも観音菩薩の名を唱える者がいれば難を逃れます
刀や杖で襲撃されても、観音菩薩の名を唱えれば脱出できます
世界中の悪霊がやってきたとしても、観音菩薩の名を唱える者は危害を加えられません。
さらには もし心にマイナスの感情が多ければ、常に念じて観音菩薩を敬いなさい。苦悩から離れられます。このように観音菩薩の力は凄まじく、利益を与えること多く、人々は常に心に念じなければなりません
もし男の子がほしい女性がいれば、観音菩薩を礼拝して供養すれば福徳智慧に満ちた良い子を産みます。女の子がほしければ人々に愛される美しい子を産みます。観音菩薩の力とはこのようなものです
そして観音菩薩を敬って礼拝すればそれは決して無駄になりません。ですから観音菩薩の名をしっかり心に刻まないといけません
次に 観音菩薩はどのように世の中に現れ、どのような手段で人々を救うのでしょうか?」という問いが発せられます。それに答えて釈尊は33の例をあげ、もっとも適した姿で現れて人々を救うと説明し、
観音菩薩はこのような功徳を成就し、さまざまな形で現れて人々を導くのです。ですから皆さんは一心に観音菩薩を供養しないといけません。観音菩薩は危急のときに恐怖を取り除いてくれます。そのため世の中ではみな施無畏者(心の平安を施してくれる者)と説きました。
高さ26cm 重さ1500g
この作品は銅製鍍金 彫金仕上げ乗龍観音菩薩です。神秘性抜群かつ優美なる像容。
写真の通り細かいところまで精巧に出来ています。金属製のため割れ等の大きな欠損はありませんが、細かな傷や錆び等の傷みがありますので気にされる方は入札お控え下さい。