「日向に坐って地球の回る音をきく」
上坪陽
定価
1978年9月10日第1刷発行。
初版本。
本文には書込み・線引き・ページの折れ・開きぐせなどはありません。
カバー全体的に薄汚れ、後ろカバー上部に5ミリほどの破れ箇所、三方に経年による褪色が見られます(写真参照)。
天に個人印があるため、気にされる方はお見送りください。
内容紹介
神経痛がひどくならないうちに婆さんは養老院へ自分でいくことにした 病気になると養老院もいれてくれない
本籍も年齢もわからない婆さんは 身寄りでもなんでもない家に婆さんがただ三十年もいるからというので生きのびてきた その朝 近所の人や子どもたちがとっておきの黒い着物をきてちょこんと坐っている婆さんを花嫁でも送り出すようにあつまった
自動車がうごきだした三十年の過去が一分間でみえなくなった
荒川の大橋を婆さんは泣き声あげてわたっていった
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