佐伯彰一『自伝の世紀』(講談社、講談社文芸文庫、2001)2001
カバースレ・キズ・ヨゴレ少、背表紙ヤケ(画像4,5枚目参照)/本体小口ヤケきつめ・キズ少(底/画像7,8枚目参照)・ヨゴレ少
b4.51
文学の長い歴史のなかで成長を続けた小説ジャンルといえども、二十世紀になるとその地位がゆらぎ、あたかも生命体のごとくに老化衰退の様相を呈し始める。その間自伝ジャンルは「私」のイメージの拡大と共に目ざましい急成長をとげる。本書は、自伝ジャンルこそ二十世紀文学の中核的位置を占めるものであるという主張を基軸に執筆された著者畢生の自伝論である。〈芸術選奨受賞作〉(裏表紙より)