☆プロフ必読☆
◎カバークリーニング済み◎
ロシアの文豪フョードル・ドストエフスキーの長編小説で代表作★
「罪と罰 全巻セット 新潮文庫 改版」
現代の預言書とも呼ばれ実存主義的な考え方が垣間見られる♪
カラマーゾフの兄弟、白痴、悪霊、未成年と並ぶ後期五大長編小説の中で最初に出された
正当化された殺人、貧困に喘ぐ民衆、有神論と無神論の対決などの普遍的かつ哲学的なテーマを扱い、現実と理想との乖離や論理の矛盾・崩壊などを描いた思想小説の類に属する
予審判事ポルフィーリィに追いつめられたラスコーリニコフが鬼気迫る勢いで反論する彼との論戦は、さながら推理小説であり、ロシア文学者の江川卓は『刑事コロンボ』の様な倒叙ミステリーの様相を呈していると
コロンボ脚本のウィリアム・リンクはコロンボのキャラクターはポルフィーリィがモデルだと発言
鋭敏な頭脳をもつ貧しい大学生ラスコーリニコフは一つの微細な罪悪は百の善行に償われるという理論のもとに強欲非道な高利貸の老婆を殺害し、その財産を有効に転用しようと企てるが偶然その場に来合せたその妹まで殺してしまう。
この予期しなかった第二の殺人がラスコーリニコフの心に重くのしかかり彼は罪の意識におびえるみじめな自分を発見しなければならなかった。
不安と恐怖に駆られ良心の呵責に耐えきれぬラスコーリニコフは偶然知り合った娼婦ソーニャの自己犠牲に徹した生き方に打たれ、ついに自らを法の手にゆだねる。
―ロシヤ思想史にインテリゲンチャの出現が特筆された1860年代、急激な価値転換が行われる中での青年層の思想の昏迷を予言し強烈な人間回復への願望を訴えたヒューマニズムの書として不滅の価値に輝く作品である。
ISBN:9784102010211
ISBN:9784102010228
日本語訳:工藤精一郎
中古文庫本につき傷み等あるものの、読むのに問題ナシ◎
悪霊、カラマーゾフの兄弟等出品中☆
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