*アンプの基本回路はOTL設計の先生 武末数馬氏をコピーした 自作アンプです。
製作日は2017年10月です。複数台所有していたため動作時間は700時間位です。
構成は 6AU6(2本)、12BH7A(2本)、6C33C-B(8本)です。
6C33、電解コンデンサー、電子部品は新品を使用しています。
トランス類、6AU6、12BH7Aは中古です。
*出力管を4本動作と8本動作に切り替えができます。
パワーが必要ないときは4本動作で省エネになります。
使用していない出力管は傷みませんので、動作している真空管に寿命が来たときは入れ替えができ2倍の動作時間になります。
出力は8本動作時 16Ω:64W、8Ω:52W、4Ω:32W。
4本動作時は半分のパワーになります。(オシロクリップ前)
低電圧動作のため、パワーは少ないです。
クオードのコンデンサースピーカ(ESL-2805、PRO-63)のように50Hz附近でインピーダンスが30Ω以上になるスピーカはOTLアンプでは好都合でパワーに余裕が出来このアンプでもドライブできます。
マグネパンの様に能率の低いスピーカでも家庭で聞く音量に不満はありません。
*測定器無しでバイアス調整、DCバランス調整が出来ます。
調整用半固定抵抗はシャーシ上側にあり、通常の使用状態で裏板を開けずに調整出来ます。
前面パネルにL,Rのデジタルメーターでパワー管の電流、スピーカ端子のDC電圧がスイッチ切り換えで直読できます。
デジタルメーターの最小単位は1mVです。
*OTLからOCLにスイッチで切り換えられます。
中央のスイッチでアウトプットコンデンサーレス(OCL)の音が楽しめます。
電源回路はOTLのときは、非接地でスピーカには直流は入りません。
OCLは電源接地です。バランスが崩れればスピーカに直流は入ります。DCバランスを調整して下さい。
心配の方はOTL接続で御使用ください。
*4Ωでも直結で鳴らせます。
真空管のOTLアンプはスピーカインピーダンスが8Ω以上というのが多いのですが、駆動電圧を低くして4Ω負荷でも問題ありません。
パワー部の電源は左右独立し、トロイダルトランス500VA 2台、合計1KVAで。大容量の平滑用電解コンデンサーで電源インピーダンスを下げた余裕充分な電源になっています。
MAGNEPAN(4Ω)を想定して作っています。
*周波数特性は1W時、5Hz:±0.0dB~25kHz:-0.05dBでほぼ平坦です。
発信機がスピーカ動作試験用のヘテロダイン型のため、発信機の帯域が狭く高域は25kHzまでです。
カップリングコンデンサーや平滑電解コンデンサー容量をできるだけ大きくして低域をDC近くまで出るように努力しました。
*入力端子はRCAとXLR入力があります。並列配線してありますので、片側のみ接続して下さい。
XLRはバランス回路ではありません。3番ホットです。
*アンプ設置場所は解放型のラックで、放熱に配慮してください。
底板からファンで強制空冷しています。ファンの電圧は半分位に落とし、ファンノイズを軽減しています。
シャーシ内の温度は40~50℃程度です。真空管自体は熱くなりますのでやけどに注意してください。
*トランスカバー、真空管ボンネットはスプレーでアルミの上に黒塗装しています。
焼き付け塗装でないため密着は悪く塗装剥がれがあります。
気になりましたらタッチアップお願いいたします。
*スピーカからのハム音は聞こえません。ノイズレベルは約0.2mVです。
*外形寸法476(W)x445(D)x220(H)質量25kg。
消費電力(無信号時)約450W(4本動作時は約1/2)。
*出品はアンプ本体、回路図、バイアス調整説明書、武末数馬氏設計の部分コピーです。
電源コードは付属いたしません。お好みのコードをご用意お願いいたします。
*終了間際の入札を避けるため、入札が無ければ終了時間前にオークションを中止することがあります。
*送付出来ません。直接引き取りのみです。外観、動作確認後、未梱包でお引渡しいたします。
終活中で、力がなくなり重い物が持てなくなりました。階段を持ち上げての搬出よろしくお願い致します。