紫野義山作「壺中日月長」大徳寺 上田義山 共箱付き 臨済宗高桐院住持 茶道 表千家 裏千家 十職 七事式 茶懐石 掛軸 掛け軸 茶掛 真作

上田義山（うえだ ぎざん）

臨済宗の僧。大徳寺510世。諱は良忠。大徳寺高桐院住持。昭和47年（1972）寂、81才。

「壺中日月長（こちゅうじつげつながし）」は、禅語で「壺中」は現実と隔絶した別天地、「日月長」はいつのまにか長い年月が過ぎていたことを意味し、時間を超越した安らぎの世界のたとえです。

「壺中」は、壺の中の別天地、仙境を意味し、転じて悟りの妙境を指します。悟りの世界には時間がなく悠々としていることを意味し、時間の制約や束縛がないことを意味します。

「日月長」は、非常に穏やかな、のんびりとした時間がいつまでも流れていることを意味します。

この言葉は、後漢時代に薬を売る老人が壺の中に入り込んだという故事に由来しています。その老人の壺の中には立派な宮殿があり、費長房という人がそこで様々な歓待を受けて戻って来ました。費長房はわずか十日ほどだと思っていたのに、実は十数年経っていたという物語です。

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大きさ
約175×24cm

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