数年前から内径の小さいパワーバンドがアメリカ合衆国のマーケットに流通し始めると、瞬く間にユーザーから高評価を得た理由は
直径と長さが同じパワーバンドでもシャフトを射出するパワーはゴム密度(※ 内径が小さい )の高い方がより優れたパフォーマンスを発揮します。
■ 外径サイズ / インチ表記で 9/16" (※ ミリ換算すると 約 14.29 ㎜ になります)
アメリカ合衆国でのインチ規格に基づいて製造されておりますので
電子ノギスを用いて測定すると外径に公差があるということをご了承ください。
■ 長さ / 当該パワーバンドは 1 m での出品になります。
※ 10cm 単位の切り売り、パワーバンドのみで取引といったご要望には対応いたしておりませんのでご了承ください
※ 1 m 以上をご入用の場合、お手数ではございますがQ&A欄からお申し付けください。
( 例 : パワーバンド 2 m の場合、ウィッシュボン × 4個 、ダイニーマ 2m にして出品編集いたします )
■ コンディション / 新品
天然ラバー素材が劣化する要因には大気中のオゾンよる酸化劣化と、光熱・紫外線などの放射線による化学劣化の影響を考慮して
アメリカ合衆国から輸入した後、本品は遮光ビニール袋に脱酸素剤を入れてジップロックに収納して保管しています。
● ウィッシュボーン 考察 ( ※ 以下、日本語の発音表記 ウィッシュボンと省略して記載します)
スピアガン用ウィッシュボンに安価で線径の細い V 字型のスタンダードメタル・ウィッシュボンは金属疲労による経年劣化で破断するため
近年はダイニーマ等の高耐久素材のラインを用いたウィッシュボンをパワーバンドに用いる御方も増えました。
パワーバンドを自作なさる方で支出を抑えた容易な方法として散見するのはゴム中空部へ差し込むライン先端を結んでコブ状にして
工具等を用いてゴム中空部へ押し込み、ゴムの外側から高強度の紐等で結束する手法を用いますが
結束が緩ければ、ガンシャフトのノッチに掛けた途端にパワーバンドからウィッシュボンがスッポ抜けてしまうこともあります。
前出の作業が容易になる既存品に散見するのは球体型や涙滴型に成形したメタル素材にラインを通して先端を止め結び。
その先端部をウィッシュボンの挿入に特化した専用ツールを用いて、ゴムの中空部分へ押し込んで結束する手法でも
これらは “ ウィッシュボンと共に先端をコブ状にしたラインの結び目がゴムの中空部に挿入された ” 状態で収まっています。
しかし、強靭なライン式のウィッシュボンでもガンシャフトのシャークフィン・タブやノッチに掛ける頻度や経年劣化による破断は否めないため
スピアフィッシングには予備のパワーバンドを常備なさる御方を除き、現場でラインが破断した際はゴムの外側で結束させた部分を解いて
ゴムの中空部分から “ 切れたラインの末端とウィッシュボン ” 全てを取り出してから、破断したラインを交換しなければならない面倒な作業が伴います。
● 次世代型ウィッシュボン 概要 ( 画像 8 )
当該品は剛性、強度、耐反り性を向上させながら優れた耐薬品性を備え、高温でも特性を維持し
非強化ナイロンよりも寸法安定性と耐クリープ性に優れ、ガラス繊維強化ナイロンよりも反りが抑えられた強化ナイロン樹脂を採用。
● 特長
横穴が貫通しているタイプと異なり、当該品はパワーバンドから露出する部分には L字にラインを通す穴が貫通しています。( 画像 9 )
凹みの周囲は皿モミ加工しているので結び目を横穴に収め易くなっています。
ラインの先端を止め結びして( ※ 結び目に解れ防止に瞬間接着剤を極少量を塗布する)、横穴の凹みに結び目を収めたら完成です。
破断したラインを交換する場合、ウィッシュボンはパワーバンド中空部分から取り出すことなく
パワーバンドから露出しているラインを取り換えるだけでセッティング完了。メンテナンスに掛かる作業効率が飛躍的に向上します。
ウィッシュボンの重さは僅か2 g と軽量であるため、射出時のゴム弾性が減退せず、金属製のウィッシュボンよりも射出時のパフォーマンスが向上します。
● サイズ / 全長:約 29.5 ㎜
● 次世代型ウィッシュボン 付属品