①休暇日誌
大正5年12月25日～1月7日までの冬休み、親元を離れて学校に通っていた（氏名からの推測だと）女の子が帰省した際の日記。 「本科1学年」と記載されているので、おそらく青年学校の1年、年齢にして14～15歳だろうと思われます。宿題だったようで、教師による赤字添削や講評が記載されております。筆書き。
ほぼ毎日、朝起きてから掃除をして、勉強して、父母の手伝いをして、また勉強して、寝る、みたいな冬休みだったようです。
②冬休日誌
大正7年1月1日～1月7日の日記。表紙の氏名から、①の弟だと思われます（①にも弟がいる記載あり）。鉛筆を使って小学生らしい文字で記されております。よく遊んでます。
③作文清書帳
大正5年11月。表紙に書かれた氏名から、①と同じ人の記したものと思われます。
「入学を祝す文」「暴風見舞いの文」「年始の文」「時候の話文例」など、よく使う文章の雛形のようなものから、「遠足の記」「永源寺修学旅行の記」といった日記あるいはイベント事の作文みたいなものが記載されております。
「遠足の記」に”虎姫方面へ遠足”とあり、虎姫を検索したところ、かつて滋賀県北部に虎姫町という町が存在したということ、同じ記事に”古戦場なる姉川に着き”とあるので、おそらく筆者は滋賀県北部に住んでおられたのではないかと思います。
清書帳といいながら、半分をすぎたあたりから文字が乱れだし、字体がかなり変わります。最終盤に至っては練習帳のような使い方をされていた雰囲気です。
以上、３点まとめて。バラ売り不可
※氏名に関する部分については、一部画像加工を施しております。ｌ
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