K Zildjian Istanbul オールドKのNewer new stamp 1972-1977年製造 14インチ 780gと885gの組み合わせです。
その枯れたサウンドから、ジャズやブルースといったジャンルのドラマーに絶大な人気を誇るジルジャンのビンテージシンバルです。オールドKは1977年までトルコのイスタンブール工場で生産され、以降トルコ工場は閉鎖、「Kジルジャン」はカナダ工場へと商標権が移ります。この1977年までにトルコで生産された「Kジルジャン」シンバルは「オールドK」と呼ばれ、現在では最高級シンバルとして支持されています。
刻印がNewer new stampであることから1972~1977年の製造品と思われます。またレイジングが深く疎らな間隔で仕上げとなっています。ウェイトは 780gのThinと885gのMedium Thinの組み合わせによりちょうど良いサウンドです。この年代には600g後半のPaper Thinなハイハットシンバルもありますが、枯れてトラッシーなサウンドが逆にハイハットの存在を消してしまう場合もあり、ある程度の厚さが必要と感じています。この厚さの組み合わせによって、オールドK特有のドライさ、ダークさ、メローなサウンドを表現できます。
刻印の識別は、Cymbal-HolicのCopyright@2003,.2004 Bill Hartrickを参照しています。Cymbalholic.comは、2019年5月に閉鎖されました。今となっては手元にあるプリントが頼りです。落札された方には、Cymbal-HolicのK.Zildjian & Co.| Istanbulをコピーして同封します。
状態は、キーホールやマイクロクラックはありません。また、同心円上のクラックもありません。885gのシンバルは、センターホールが真円ではありませんが、削れた痕跡はなく製造時の形状を保っていると思われます。このため、水平にセットするとやや傾くのですが、その傾きがちょうどよい感じになっています。現在の傾きが調整できるハイハットスタンドであれば、問題なく好みの傾きに調整できます。
大きな傷や打痕はありませんが、年代相当の細かい傷やエッジのザラつき感はあります。一部錆びているところもありますが、あえて磨かず、そのままの状態をキープしています。磨くと音色が変わる可能性があります。また、シンバルのあわせ面は長年の使用によりすり合わせ摩耗がありますが、これが繊細なタッチには良い影響を与えています。
重量は、家庭用のテーブルキッチンスケール(3kg)を使用しているので、誤差が公称±0.1%ですが±10gぐらいあることをご考慮ください。
発送は準備しておきますが、平日は厳しい場合があるので、最悪の場合は週末になることをご了解ください。
あくまでも、ビンテージの古いものですので、写真と動画にて判断して、ノークレームノーリターンをご了解いただき入札をお願いします。
音源を用意しました。以下をご確認ください。このチャンネルにはいろいろなシンバルの音源を同条件で掲載していますので、是非ご視聴ください。
https://youtu.be/LqZw8uSowXMよろしくお願いします。