江戸期 東北の土人形「鯛乗り恵比寿」 郷土玩具 古い土人形 七福神 堤人形 花巻土人形 相良土人形 民藝民芸 骨董古美術

鯛を彩る蘇芳の朱の色を見ると江戸時代、それも東北の土人形であるのは間違いないのですが、浅学で産地の特定ができません。型からすると堤の系統、脇窯かとは推察しておりますが断定はできず申し訳ありません。

ご覧の通り鯛の尾の部分が欠けて失われていていますが何とも魅力的なお人形です。
鯛を彩る蘇芳の朱の色はよく残り深みのある色を湛える姿は美しいですね。また鯛のお顔も良いです。
鯛に乗る恵比寿さまもまた福々しい良いお顔をしています。鯛の上にどっかと座し海の上をゆく、しっかりと福を運んで来てくれそうで頼もしい姿です。
大きさは高さ12㎝、幅13㎝、奥行き5㎝。状態は尾の部分が欠けて失われてるのと、裏の底部にソゲが見られます。時代なりの汚れや彩色の剥がれはありますが江戸時代の古人形なりのヤツレです。

お怪我はしているお人形ではありますが見捨て難き一体です。お好きな方からご入札をお待ちしております。