ヴェルディ：リゴレット　ガヴァッツェーニ＝； バスティアニーニ(Br) 他 （RICORDI＊7432168779・2CD）

●ヴェルディ：
「リゴレット」全曲

■エットレ・バスティアニーニ(Br：リゴレット)　レナータ・スコット(S：ジルダ)　アルフレート・クラウス(T：公爵)　フィオレンツァ・コッソット(A：マッダレーナ)　イーヴォ・ヴィンコ(Bs：スパラフチーレ) 他
　ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮 フィレンツェ五月音楽祭o　同cho

CD// 海外盤 {ADD} RICORDI (BMG)＊74321 68779 2 (2枚組)
　発売：99年／録音：1960年／収録時間：56+64分
△スリムケース・タイプ　△ブックレットは二ツ折のジャケット (ライナーノート, 歌詞掲載なし)
△ディスク＝Made in the EU

◇ディスク：2枚)A-/ 小スリキズ少しあり(強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：A-～B+/ シワ, 少しツメ咬み痕少しあり(強め含む)
◇プラケース：A-～B+

☆1960. 7 フィレンツェ・ペルゴーラ劇場における録音。
－かのバスティアニーニがタイトルロールを歌い、さらにスコット、クラウス、コッソットと、主役が揃っていることでは「リゴレット」随一。ガヴァッツェーニの指揮も過不足なし。ところが RICORDIによる録音はあたかも風呂の中で聞いているよう。メジャー・レーベルで録音されなかったのは残念至極です。ただやはり素晴らしい歌の共演が聞ける価値は大きい。騎士的バリトン バスティアニーニによるリゴレットは似合わないという意見もありますが、確かに醜い道化にしてはかっこいいのですが、声は絶好調で 声楽的に立派です。クラウスも女たらしの伯爵にしては好青年的すぎますが、声楽的に素晴らしい。第2幕冒頭のアリアの最後ではハイDを響かせています。スコットは26歳時。カラスの代役として「夢遊病の女」を歌って大成功した3年ほど後です。声はまだ軽く初々しい。しかし強靭さは当時からあり、清純な箱入り娘が愛を知り、女としての意思を持つというジルダの内面的な変化を見事に表現しています。

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