【1996年 スイス録音 JECKLIN RED NOTE 】
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前年の「First Live」がトリオファンの間でもレア盤として有名、近年も、レーベルごとにトリオ名を使い分け活躍する
ピアノ Michael Arbenz 率いる NEW JAZZ TRIO に, B.Bailey とのコンビなどでも有名、現代テナーとしての存在感抜群、
53年生れのベテラン本格派テナー Carlo Schob 、更に、寡作ながら欧州トランペッター重要人物の一人、
Thierry Lang などとのアルバムでも根強い人気のMatthiew Michel が2管で参加。
全編、ピリッとした空気感が漂い、両フロント2人、自身のアルバムとはまた違ったハードボイルドな部分が浮き彫り、
拮抗するホーン2人との双頭アルバム的、ダイナミックで圧倒的演奏が実に手応えある裏名盤的内容。
冒頭、ピリッと美しいピアノ、フレキシブルなベースとドラムでゴツゴツと躍動、前半、Schob のテナーが見事に骨太に響き、
トリオのたっぷりの演奏を挟んで 後半、T.Lang 絡みの時とはまた違った、熱気ムンムン鮮烈なトランペットも痛快な①に始まり、
続く テナー、トランペットによるどっしりメロディアスな、長めのイントロから、しっとりとしたピアノが静かにメロディーを奏で、
後半再び スモーキーで漂うようなホーンが絶妙な②、高速4ビートでストレート、トランペットが地を這い、
一丸となった疾走感が痛快な③、と エヴァンスからキースあたりの流れを持つトリオの力量が伺え、
トリオの美しい響きから、テナーを筆頭に、鮮烈であり抒情的なブローが巧みに曲想を表現する④、
自在なインプロビゼーションを交え、硬質な美しさで、大きな流れの中豊かな起伏を伴った、まさに力量発揮の⑤、
穏やかな美しさを、渋く男っぽいホーン2人が哀愁たっぷりに奏でる⑥、
最後は ビリビリと空気を震わせる、逞しく引き締まったテナーが強力、それにまとわりつくような屈強なベース、
中盤リリカルなピアノが徐々にアグレッシヴさを増す⑦と、馴れ合いではないトリオとホーンのせめぎ合いも聴き応えたっぷり、
演奏者全員が 確信をもってジャズを演奏、気概に満ちた隠れ絶品。
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