「ボビーZの気怠く優雅な人生」 ◆ドン・ウィンズロウ（角川文庫）

読み逃していれば惜しい。ドン・ウィンズロウ、初期の最高傑作、「ボビーZの気怠く優雅な人生（The Death and Life of Bobby Z）」です。東江一紀訳、角川文庫。状態は、全般にかなり良好です。送料はクリックポストで185円です。（※厚さ2cm以下の文庫本は、合計１㎏を超えない範囲で計4冊程度まで同梱可能です。）

★内容：　海兵隊あがりの冴えない泥棒ティム・カーニーは、服役中の刑務所で正当防衛のためにヘルズエンジェルズの男を殺し、塀の中にいながら命を狙われる身となった。生きのびる道はただひとつ。ティムの容姿が、南カリフォルニアの伝説的サーファーで麻薬組織の帝王、ボビーZにそっくりであることに目をつけた麻薬取締局の要求を飲み、Zの替え玉となることだった―。愛すべき悪党どもに、ミステリアスな女。波の音と風の匂い。気怠くも心地よいグルーヴ。ウィンズロウが新境地を切り拓いた最高傑作。

★著者、ドン・ウィンズロウ（Don Winslow）は1953年、アメリカ、ニューヨーク生まれ。ネブラスカ大学でジャーナリズムを専攻。アフリカ史の学士号と軍事史の修士号を得て、これらの研究に関わる政府関係の調査員にも従事していた。全米各地やロンドンで私立探偵として働き、また法律事務所や保険会社のコンサルタントとして15年以上の経験を持つ。その後37歳で仕事中に大怪我をし、入院中に構想した探偵ニール・ケアリーの物語が1991年度のMWA賞（処女長編）候補となって評価を呼び、作家の道を歩み始めた。2005年に圧倒的大作 "The Power of the Dog"を書き、日本語訳では2009年に『犬の力』として発刊されるや、「このミス」1位をはじめ数々のミステリ・ランキングを席巻。人気・実力を兼ね備えた気鋭のミステリー作家である。

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