商品は、F-TOYS(エフトイズ コンフェクト)から2010年に発売された『1/144 WORK SHOP Vol.18 HELIBORNE COLLECTION4(ヘリボーンコレクション4)』から『01.アグスタウェストランドEH-101 a.海上自衛隊仕様』になります。
外箱開封済み、ブリスター未開封の新品になります。リーフレットもあります。
ブリスターの裏側のパーツ小袋もちゃんとあります。
海上自衛隊の『EH-101』なので型番は『MCH-101』になります。現用のロービジ塗装済みです。
◆趣味のアグスタウェストランドAW-101
アグスタウェストランドAW101(=EH101)は、全長20mの大型ヘリコプター。
5枚のしゃもじ型複合材メインローター(BERP)が特徴で、低騒音・低振動に加えて最高速度時速309km、航続距離1390km(飛行時間5時間)、貨物搭載量は6t(兵員なら30人)。資材吊下能力4.5t。
エンジンが3発(6700馬力)で出力が大きい為、貨物積載量・航続距離共に優れてる上にエンジン3つなので双発機よりも安全性は高くなってます。
そして大型機であるにも関わらず、テイルブームとメインローターを折り畳んでコンパクトに出来る為、艦載機として使用可能。
という大変高性能なヘリコプター。
イギリスとイタリアでは、対潜ヘリとしてSH-3シーキングを使用していたのですが(イギリスはウェストランド社がライセンス生産。イタリアはアグスタ社がライセンス生産)、旧式化したので、両国で共同開発する事になりました。
1980年にウェストランド社とアグスタ社の共同出資によってEHインダストリーズ(ユーロ・ヘリコプター・インダストリーズ)が設立され、この会社が開発したのが、EHI-01(EHI社の開発01号機)。
が、誰かがアルファベットの『I』と数字の『1』を間違えたのがそのまま正式名称になり『EH101』に。
2000年にウェストランド社とアグスタ社が合併してアグスタウェストランド社に。
更に2004年にEHインダストリーズがアグスタウェストランド社に吸収合併され、EHIという会社が無くなった為、2007年にEH-101はAW-101と名前が変わりました。
なので、この機体の現在の正式名称は『AW-101』ですが、採用された先で様々な型番を与えられてます。
イギリス空軍のEH-101は、『マーリンHC.3』で、空中給油装置を搭載した輸送機型になります(イギリス海軍機はマーリンHM.1で哨戒型)。
海上自衛隊では、『MCH-101』の型番で、掃海ヘリMH-53Eスーパー・スタリオンの後継機として10機配備されてます。
1号機は2006年にイギリスから輸入。2号機はノックダウン生産(部品を輸入して日本で組み立て)3号機以降は、川崎重工でライセンス生産されました。2017年に10号機が納入されてます。
が、事故で失われたMH-53Eの代替機として、2019年の中期防衛力整備計画で1機補充する事が決定したので、2024年までに生産・配備される予定です。
更に3機がCH-101として南極観測船で運用されてます。予算は文部科学省で、運用は海上自衛隊。
2015年の3月にノースロップ・グラマンが開発した空中レーザー機雷探知機を装備したMCH-101の6号機が海上自衛隊に納入されました。
MCH-101は、掃海・輸送ヘリとして使用されており、ローターと尾部に自動折り畳み機構を採用した艦載型。ヘリコプター護衛艦(という名の強襲揚陸艦『ひゅうが』や『いせ』)でも、その内、運用される予定です。
1/144なので全長は、約14cm(ローターを含まず)。
組立は、胴体とテイルブームの合体と、ローターの差し込みと、機体後部のスポンソンの取り付け、ランディングギア(タイヤ)の取り付けのみです。
タイヤは部品の差し替えで、着陸状態と飛行状態のどちらかを選択可能。
機体側面のバブルウィンドウも透明パーツで再現されてます。
機体はグレーのロービジ塗装で、機体の下面は白。テイルブームと機体底面に『海上自衛隊』の文字が入ってます。
モールドが精細に入っており、リベットも再現されてます。
付属のデカールで、
51号機『111-8651』
52号機『111-8652』
のどちらかに出来ます。
写真の1枚目は、ブリスター&リーフレット&箱。
写真の2枚目は、完成見本。
写真の3枚目は、デカール。
写真の4枚目は、リーフレット。