「S.NISHINO NO S TYPE 22 1991」とラベルに記載された
西野春平氏 の TYPE 22 1991年製です。
西野春平氏は国内の個人の製作家としてはいち早くエレガット・ギターの製作に着手し、数多く製作されています。
このギターは1991年当時の定価が22万円の品です。
総単板で内部塗装も施されたカッタウェイのエレガット・ギターです。
●このエレガットは一般のエレガットギターと違って、左右2個のアンプによって
パノラマ出力が可能な特殊な出力のギター仕様となっています。
右側と左側が完全に独立しており、ジャックの端子が個々(2カ所)にあり
それぞれ個々のコントローラーにてパノラマ出力が実現できます。
トップ板(上)側のコントローラーは主に低音域担当で左側アンプへ。
バック板(下)側は高音域を担当で右側アンプより。
※どちらかのジャックにシールドをさしても、低域、高域それぞれ出力されますが
メインを主としていますので、例えば低音域側にさした場合は高音域の出力がやや弱い程度(逆はその反対)。
1台のアンプ環境でも十分に演奏可能で、できましたらY字のシールド(2端子を1カ所)を使用する。
またはアンプの入力が2カ所あるものであれば、2本のシールドを使用して演奏が可能です。
●ケースに入れた状態で撮影したため写っていませんが、
本体左上部の肩にトグルスイッチが付いています。(8枚目の写真にリングが僅かに見えます)
スイッチOFFによって、低音域側の高音域を、また高音域側の低音域をそれぞれの音量を押さえることで
左右のアンプからの低音域と高音域を、より強調して出力することができます。
●ギターの弦長は650mmで、ナット幅は少々狭めの50mmで、手の小さい方にも弾きやすく
ボディの厚みもやや薄手で90mmとホールドしやすいタイプになっています。
<現状>
・弦高は、6弦側F12で約3.5mmです。
・どちら側もアンプより出力しています。
・ネックは真っ直ぐです。
・トップ板に変形や沈みは見られません。
・ブリッジの浮きはありません。
お渡しする物は、本体とハードケース(鍵有り)です。
出力しない以外は、NC/NRにてご理解いただいてご入札ください。
※梱包はハードケースにプチプチを巻き付けた簡易梱包となりますが
ご希望であれば1サイズアップ(170サイズ)になりますが、
安心な段ボール箱に入れてお送りします(コメント欄に連絡をください。なき場合は通常梱包となります)。
<西野春平氏のプロフィール等>
https://www.shimamura.co.jp/shop/urawa/article/product/20240912/8602