聖徳太子・兼好法師・福沢諭吉・柳田国男など、日本思想史に登場する20人の思想を平易に紹介。私たちと同じように人生に悩んだ先人たちの声に、現在(いま)の読者が耳を傾け、向き合うなかで、生きるヒントを探る一冊。
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〈目次〉
第I 部 古代・中世の思想
1 和をもって貴しとなす 聖徳太子
2 見るべきほどのことをば見つ 平知盛
3 生きながら六道を見てさぶらふ 建礼門院徳子
4 悲しきかな、いかがせん 法然
5 善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや 親鸞
6 山河大地心は、山河大地のみなり 道元
7 この土を捨てて何れの土を願ふべきや 日蓮
8 世はさだめなきこそ、いみじけれ 兼好法師
第II部 近世の思想
9 身をはなれて孝なく、孝をはなれて身なし 中江藤樹
10 我よく人を愛すれば、人また我を愛す 伊藤仁斎
11 人の道は必ず億万人を合していうなり 荻生徂徠
12 穀物の精は人間、宇宙の精は穀物である 安藤昌益
13 もののあはれの花を咲かせん 本居宣長
第III部 近代・現代の思想
14 独立とは自分にて自分の身を支配し他によりすがる心なきを言う 福沢諭吉
15 わが日本、古より今にいたるまで哲学なし 中江兆民
16 自分のようなものでも、どうかして生きたい 島崎藤村
17 自分を熱愛し、自分を大切にせよ 志賀直哉
18 魂になってもなお生涯の地に留まる 柳田国男
19 人間とは「世の中」であるとともにその世の中における「人」である 和辻哲郎
20 物的世界像から事的世界観へ 廣松渉
2022年12月発行にて状態は良いです。
②もう一度読む 山川 哲学 山川出版社