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メグロK3は、2020年の11月に突如発表され、翌年2月に発売されたロードスポーツモデルだった。目黒製作所のブランド「メグロ」は、日本の大排気量モデルをけん引したが、
1960年にカワサキと業務提携したのち、64年に経営統合された。
その業務提携から統合にかけてラインナップされたのが、
スタミナK1(メグロ)と、カワサキ500メグロK2(カワサキ)だった。
このKシリーズは、W1(1966年)へと進化し、いっとき姿を消したのち、
W650(1999年)として復活し、W400(2006年)を派生させながら、W800(2011年-)へと続いていった。
そして登場したのが、メグロK3。
2020年は、目黒製作所との提携から60年という節目でもあった。
メグロK3のベースとなったのは、W800の2021年モデルなので、型式もW800と同じ「2BL-EJ800B」。
K1から連綿と続いたバーチカルツインエンジンも、W800同様の773ccで、同じダブルクレードルフレームに搭載されていた。
但し、燃料タンク横に設置されたエンブレムには「MEGURO」と「M」「W」(メグロ・ワークス)がデザインされ、
速度計には「メグロ」の文字、クラシックなパイピングシート(タックロールはなし)が組み合わされ、
W800との違いを演出していた。
アップライトなハンドルバーは、同時代のW800ストリートと同様なもので、
ホイールサイズはフロント19インチ/リア18インチで、これは2020年モデル以降のW800(無印)と同じだった。
ABS、LEDヘッドライトを採用し、日本仕様にはETC2.0車載器も標準装備された。
2022年モデルでは、平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合。燃費表示が若干変更となったが、
諸元・性能に変更はなかった。カラーリングも変更なし。
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