抵抗の「1/4W(0.25W)や1/2W(0.5W)」とは、
抵抗に流せる電流の量です。
W(ワット)数が大きいほど大電流を流せます。
弾丸型のLEDの電流制限程度でしたら、概ね1/4Wで大丈夫です。
最適な抵抗のワット数の求め方
まず、電源電圧とLEDの順方向電圧、LEDに流したい電流を調べます。
1) 電源電圧が5V、LEDの順方向電圧2V、LEDに流す電流が10mA
2) 5V-2V=3V
3) 3V÷0.01A(10mA ←1Aを基準にするため10ミリアンペア)=2.99Ω≒3Ω
4) (0.01A)2×3Ω=0.0003W, 1/4Wは、0.25Wの為十分余裕があります。
直列にLEDを繋げて、1本の抵抗で電流制限をしたい場合の計算方法
電源電圧:12V LEDの順方向電圧:2V 直列に繋ぐ数:5個 流す電流:20mA
1) 12V-(2V×5V)=2V
2) 2V÷0.02A(20mA)=100Ω 電流制限抵抗の値
3) (0.02A)2×100Ω=0.04W 抵抗器のワット数
並列にLEDを繋げて、1本の抵抗で電流制限をしたい場合の計算方法
電源電圧:12V LEDの順方向電圧:2V 並列に繋ぐ数:5個 LED1個あたりに流す電流:20mA
1) 12V-2V=10V
2) 0.02A×5=0.1A 5個並列にする為に5倍
3) 10V÷0.1A=100Ω 電流制限抵抗の値
4) (0.1A)2×100Ω=1W 抵抗器のワット数
よって、直列にLEDを繋いだ方が、消費電力が少なくて済みます。
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