20年程前に購入したコレクションの処分です。
ルースコレクションですので、ケースに入ったまま所持していただけです。
熱心に収集していましたので、質は良いものが大半だと自負しています。
クリソコーラに石英(クォーツですが、多結晶ですのでカルセドニーと言えます。)が長い年月をかけて浸透していく事で、クリソコーラがその色合いを残しながら石英に取り込まれてしまったというものですが、最後から2番目の写真(説明用サンプル)の様な品質ではなく、宝石質と言えるものがジェムシリカとして流通しています。
この人気宝石は、個人的に通常のルースケースに入れていると最も映えない(透明感が出づらく、緑が強く映る)コレクター泣かせの宝石と思っていて、ピンセットで持ったり枠に嵌めたりと、浮かした状態の方が青みが出て魅力的で、暗色地の方が映えるので黒い背景でケースに入れていました。(ジェムシリカは全て黒い背景でお届けしますが、気に入らない場合は黒い布を外してください。)
宝石の色の判断は白い背景で行うのが通常ですが、背景をずらしただけで印象が大きく違う面がありますので、沢山写真を載せています。
こちらのジェムシリカは、約8.32mm×6.28mmのオーバルカボションで、今回出品のジェムシリカで1番青み(水色味)が強く、少し低目ですが出品中5点で中間位のカボションの高さです。
ジェムシリカは、カルセドニーと同様の内部のモヤはあるのですが、こちらは1箇所、水色系の地色と対比して緑の小さなシミの様なモヤがあって、肉眼で小さな色むらとして確認出来ます。(写真2下部。シミを正面にして写真3を撮りましたが今一分かりづらくて、写真2の方が分かり易いかと思います。)
それぞれの判断になるかと思いますが、特にジュエリーにする等となると全く目立たなくなるので、問題ないかと思います。
オーバルカボションのジェムシリカ(最後の写真)の内の1つは、ちょっと内部の部分治癒クラックなどの点で出品するか分からないので、全5点で取り敢えず終了です。