Cotecops ferdinandi; Devonian, Bundenbach, Germany
超一級品の超有名なブンデンバッハの化石です。
ブンデンバッハは、世界的に有名なデボン紀の化石産地で、
軟体部が保存された素晴らしい化石を算出する事で知られています。
マルレラやフルカの近縁種のミメタスタ―や、
ラディオドンタ類(アノマロカリス類)も発見されています。
同産地は、屋根瓦として活用されていたもの(東京駅の屋根みたいなもの)ですが
近年は採掘されておらず、極めて流通量が極めて少ないです。
このような三葉虫の軟体部保存の化石は少なからぬ数が発見されている筈ですが
人気が高く、ブンデンバッハ化石の中でも入手の機会がないです(年1回も機会があれば幸運と言えます)
本品は、そんなブンデンバッハの三葉虫です。
コテコプスは要はファコプスであり、この産地にしては多産種です。
しかし、軟体部付きは極めて希少であり、三葉虫コレクター垂涎です。
三葉虫の軟体部は非常に残りにくく、世界的にも三葉虫の軟体部が知られている
産地は僅か数十(20とも30ともいわれています)と言われています。
ブンデンバッハは、そのような産地の中で、おそらく最も有名です。
立体的に美しく保存され、大きさもそこそこあり、細部まで残っているのがポイントです。
本品は、当方がこれまで入手したすべてのブンデンバッハの三葉虫の中で最高峰の標本です。
完全体、大きく、軟体部の保存も良い、完璧な標本です。
当標本は、ブンデンバッハの化石の中でも素晴らしいのです。
このレベルの標本は、二度と入手できるかどうか…。
個人的には、ブンデンバッハも良いですがフェゾウアタも素晴らしいと思います。
同時出品している16317などは、ブンデンバッハに匹敵する驚くべき標本です。
ブンデンバッハはすでにほぼ入手が不可能ですが、フェゾウアタはまだ可能というのもあります。