イタリアファッション好きでおそらく知らない方はいらっしゃらない、ヴァルスター型ブルゾンのニット・スタイルの定番、スタンドカラー ニット カーディガン/ブルゾン「CHIOTO(キョート)」。
2024年8月末に2024-25AWアイテムが各店舗に入荷していますが、今期からマイナーチェンジが行われていることはご存じかと思います。
このことにより、2023-24AWまで発売され続け不動の人気を誇ったオリジナルモデルは生産終了となり在庫限りとなることもあり、前シーズンではクリアランスセールでも、ほとんどの店でCHIOTOはセール対象外となり今期もそのままオリジナル価格で販売されています。
ちなみに新モデルの大きな変更点は以下になります。
※価格が66,000円から、一気に75,900円に値上がり。
※襟の高さが約1cm低めになった。
※身幅にゆとりが持たれた(平置きで約2cm、周回で約4cm)。
※腕まわりに若干ゆとりが出きた。
※着丈、袖丈がやや長めになった。
※ボタンにブランド名のロゴが刻印された。
これまで、袖がやや窮屈、または着丈が短く感じる、という方の中には、ワンサイズアップして着用されていた方も少なくないようです。そういった方は、「24-25AW新モデル」がお好みではないかと思います。
一方、高めの立ち襟、スリムかつ逆三角形シルエットがCHIOTOらしくて好み、という方は、CHIOTOのスタイルを浸透させた「23-24AWまでのオリジナルモデル」がお好みではないかと思います。体形でいえば、やせ型の方などは「23-24AWまでのオリジナルモデル」の方がしっくりくるかと思われます。
また、数値上では、「24-25AW新モデル」は「23-24AWまでのオリジナルモデル」におけるワンサイズ上の数値に近いです。そのため、「23-24AWまでのオリジナルモデル」でジャストフィットがお好みだった方に向け、ワンサイズ下げて購入することを勧めているショップもあります。
結局のところ、「24-25AW新モデル」か「23-24AWまでのオリジナルモデル」、どちらを選ぶかは、体形やスタイルの嗜好によりますので、ひとそれぞれということになるかと思います。
本品は、「23-24AWまでのオリジナルモデル」になります。生産終了のため、新品でご購入をご希望の方にとっては、現在流通している在庫が最後となります。
カラーは定番のネイビー(Z1375)です。
参考までに販売店さんのサイトを記しておきます。
販売店の一つ「ルッチアーレ」さん
状態:未使用・新品、ブランドタグ付き
ブランド:ZANONE ザノーネ(イタリア)
生産国:ルーマニア
サイズ(販売店表示):44(23-24AWのオリジナルモデル) 着丈60/肩幅36/袖丈62/胸囲92/ウエスト90
素材:ウール100%
価格:66,000円
<アイテム紹介(販売店より)>
誰もが認める名品です。計算され尽くした立ち襟ニットカーディガン「CHIOTO」
グッチのビット、バーバリーのトレンチ、ラコステのポロ、ブルックスブラザーズのBDシャツなど、世の中には流行に左右されることなく長年愛される“名品”と呼ばれるアイテムがあります。
今回ご紹介するザノーネのCHIOTO(キョート)は、もはや名品の域に達したと言っても過言ではないブランドのアイコンモデルです。誕生から十数年を経た今もなお売れ続けている、しかも、その人気はとどまるどころか年々勢いを増しているというのですから驚きです。
ご存知の方も多いと思いますが、日本の京都がモデル名の由来になっています。当初はそのまんまKYOTOという綴りでしたが、途中からCHIOTOに変わりました。
デザインは、マルチに活躍する「立ち襟カーディガン」になります。
高すぎずかといって低すぎない絶妙な高さのスタンドカラーは筒状のリブ編みになっており、着用時にすっと立ち上がってシャープな印象を与えます。フロントはフルボタンデザインなので、秋はアウターの代わりとして使え、冬場にはインナーとしても活躍します。
腰ポケットが付くこともポイントです。アウターに近い感覚で着用して頂けます。原料(糸)をたっぷり使い、じっくり目を詰めて編まれたミドルゲージニットで作られているので、暖かいのはもちろん、適度なハリ感があって型崩れしにくく、また毛玉になりにくくケアが容易です。
カジュアルにもビジネスにも使え、コーディネートに困ったときはこれを着ておけば間違いないという、とにかく守備範囲の広い万能アイテムです。近所へのちょっとした外出から冬のインナーまで、スタイルやシーンを問わず自在に着回せるので本当に便利です。
そもそもこのデザイン自体が定番なので似たような品が数多く出回っていますが、CHIOTOがここまで支持されている理由は、やはり、着やすさ、シルエットの美しさにあると思います。
これほどまでに完成されており、時代やトレンドが移り変わっても輝きを失わない立ち襟カーディガンは他にはないと断言できます。はじめて袖を通した方は、完成度の高さに驚くと思います。十数年来、姿かたちを変えることなく継続展開されているという安心感もCHIOTOのいいところですね。一枚あるともう一枚欲しくなるのが納得できる(リピーターが多いのが納得できる)、本当に満足度が高い品です。
流行とは無縁です。美しさと着心地の良さを両立した独特のサイズバランス
ザノーネが支持されている理由のひとつに「美しさと着心地の良さを両立した独特のサイズバランス」が挙げられます。
ここ数年、巷ではゆったりしたシルエットが流行っていますが、ザノーネはイタリアンクラシックの王道、つまり“いかに美しく見えるか”にこだわり続けています。むやみやたらにトレンドを追うのではなく、エレガンスの本質を捉えたスタイリッシュな細身シルエットを採用し、身体に心地良くフィットする理想のプロポーションを作り上げています。
細身ながらも身体のラインを拾いすぎない独特のサイズバランスはまさに唯一無二。美しさと着心地の良さを完璧に両立しています。(※ジャストサイズを好まれる方は普段どおりのサイズをお選びください。もちろん“ワンサイズアップ”して少しゆとりを持って着用してもOKです。)
高級メリノ梳毛糸を採用。程よく厚手で目が詰まった平編み5ゲージニット
このニットには、ザノーネが古くから採用しているTOLLEGNO(トレーニョ社)の高級メリノ梳毛糸が使用されています。1900年創業、ロロピアーナ傘下の紡績メーカー(イタリア三大紡績メーカーのひとつ)としても知られるトレーニョ社の高級メリノ梳毛糸は、厳選された最高ランクのオーストラリア産エクストラファインメリノウールから紡がれます。
短い繊維を取り除き、細くて長い繊維だけを引き揃えて紡績した梳毛糸は、糸表面の毛羽立ちが少なく滑らかな手触りになります。トレーニョ社では原毛の洗浄と染色にビエラを流れるアルプスの湧き水(軟水)を利用しており、これによって原毛のやわらかい風合いが最大限に引き出されます。トレーニョ社の梳毛糸を用いた編地は、ぱっと見た瞬間に理屈抜きにキレイだなぁと感じると思います。明確に定義はできませんが、思わず触れたくなる魅力が備わっています。
上記のような高級メリノ梳毛糸を低速でじっくり編み立てたミドルゲージニット(5ゲージ)は、伸縮性があるにもかかわらず、しっかり目が詰まっていて型崩れしにくく、程よい厚みと弾力があってこれ一枚で驚くほど暖かいです。
“厚手すぎない”ところがミソ。着膨れしないのでインナーとしても大活躍します。もちろん肌触りは最高です。ウール特有のチクチクやゴワゴワがまったくなく、しっとりと滑らかに肌に触れます。素肌に着ても問題ないくらいの心地よさですよ。
世界中でニット製品の手本とされるイタリアを代表する名門ニットブランド
ヴェネツィアを拠点とするアパレルグループSLOWEAR(スローウェア)の一員である「ZANONE(ザノーネ)」。
1987年にALBERTO ZANONE(アルベルト・ザノーネ)氏によって創業されたザノーネは、一貫した高い品質追求と新しいことにも挑戦し続ける企業姿勢により、イタリア国内はもとより欧米においても高い評価を得ているイタリアを代表するニット専業ブランドです。
フレックスウール、アイスコットン、カシミアシェードなど、永年の蓄積から生まれた独自の糸がたくさんあり、そこから流行に左右されることのないシンプルかつモダンなデザイン、そして完璧な着心地の製品を生み出しています。
独特のサイジングバランスが素晴らしく、着心地の良さは別格と評されるザノーネのニットは、日常の洗濯や摩耗による劣化が少ないことも特徴です。厳選された糸と手間を惜しまない生産工程に秘訣があり、これこそがザノーネが世界中でニット製品の標準(手本)とされている由縁です。
※なるべく実物に近い状態で撮影して いますが、撮影時の光の加減やPC・スマホ設定により、色合いが若干異なる場合がございます。
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