RogersのSWIV-O-MATIC Hi-hat Stand用 コンプレッションスプリング&自作ラバークッションです。
ロジャース社の純正品ではありませんのでご注意ください。
やっと入手した憧れのRogers SWIV-O-MATIC Hi-hat Stand、使ってみたら「アレ、なんだこれ!?」私もその一人です。
14インチのハイハットシンバルでさえ持ち上がらず、がっかり!
分解してコイルを引っ張ったり色々と工夫してみましたが、ダメでした。
その原因は、スプリングのへたりです。
50年ものあいだ圧縮された状態で使用&保管されていたので当然です。
☆ コレクターとして完全オリジナル状態を維持して所有して眺めることで満足するか?
☆ ヴィンテージ楽器、使ってなんぼ!
私は後者です。
このスタンドの真価を試してみたくて、スプリング製作会社にSWIV-O-MATIC Hi-hat Standを持ち込み、測定、分解、計測して設計してもらい コンプレッションスプリングを製作しました。
基準となるテンションを測定する為、LUDWIG No.1123 LIGHTWEIGHT Hi-Hat Standと愛用のハイハットシンバルを持ち込みました。
オーダーに際し、 こちらからお願いしたのは、
◯ 14インチハイハットシンバルで軽快で戻りが早いこと。
◯ テンションボルトを締めることで重量のある15インチハイハットシンバルでにも対応できるテンション。
型取りをしたスタンドは、Rogers SWIV-O-MATIC Hi-hat Stand No.4402です。
ペダルデザインが違うだけですので、4401でも使用可能だと思います。
製作ロットの関係で、1本しか作らないとものすごく割高の為、数本まとめてオーダーいたしました。
余ったものをお譲りいたします。
コイルの材質は、オリジナルの鉄系素材に習い耐久性に優れたSWP-Bです。
コンプレッションスプリング サイズ仕様(写真参照)
コイル外径 φ13.0
コイル内径 φ10.2
コイル長 165.0mm
Rogers SWIV-O-MATIC側の取付部仕様(写真参照)
スプリングを取り付けるインナーシャフト径 φ12.0(設計の都合上、少し窮屈です)
スタンドパイプ下側の平になったテンション調整用のナットが入る部分の内径 φ13.2
おまけで、ラバークッションをお付けいたします。
こちら私の手作り品です。(写真参照)
Rogersのオリジナルラバークッションは、50年の歳月で硬化してクッションの役目をしないので自作しました。
ゴム板からポンチで型抜きをして作ったものです。
手作り品ですので、工作精度は高くありませんが、オリジナルと同サイズで作りましたので、よりオリジナルに近い感覚で使用できると思います。
おまけとなりますので、ノークレームでお願いいたします。
ご注意
LIVEでの実使用を優先しテンション設計を行ったため、持ち込んだロジャース社のオリジナルの線径と巻き数にはこだわって製造しておりません。
技術者の方の話ですと同じような材料を使いオリジナルと同じ巻き数で作っても、材料や製造工程の違いから50年前に出荷されたコイルと同スペックにはならないのだそうです。
スプリング製造は、とてもディープな世界でした。
オリジナルパーツ主義の方は、トラブルの元ですので入札ご遠慮くださいませ。
RogersのSWIV-O-MATIC Hi-hat Standは、当時のカタログや雑誌記事などを調べた所マイナーチェンジが行われているようです。
全ての年式のペダルでは装着テストしていない為、上記サイズ仕様を十分にご確認上ご入札ください。
以上の理由からサイズが合わないとか、スプリングのテンションが気に入らないなどのクレームには応じ兼ねます。
スプリングの詳細なスペックは、お答えいたしかねます。
SWIV-O-MATIC Hi-hat Standの分解と組立には、インチ規格の六角レンチとラチェットのコマ等の工具とグリースなどが必要です。
落札者様でご用意ください。
発送方法
ゆうパケットプラス 410円~
長々と記載しましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
使用感として、戻りも早く足に吸いつくような感じで、素晴らしいペダルであることに大満足しております。
大枚叩いた価値は十分にありました。
いずれ4401も入手してこのスプリングを入れて試してみたいものです。
使い勝手や個人の好みなど落札していただいても意見の分かれる所だと思いますが、お試しいただけたら幸いです。
ご検討ください。
よろしくお願いします。
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