ROGER REYNOLDS-personae★米国現代音楽 電子音響インストゥルメンツと器楽★john cage morton feldman earle brown david tudor

１９３４年生まれ、米国はミシガン州デトロイト出身の現代音楽・作曲家で、音楽学校時代のクラスメートだったというロバートアシュリー、ゴードンムンマらと一緒に単に現代音楽シーンという垣根を越えて建築家やら映画製作者やらヴィジュアルアーティストやら様々な分野からいろんな人が集結した総合マルチメディア団体、ＯＮＣＥを設立して、６０年代にはワンスフェスティバルという前衛音楽祭を開催していた事が知られ、この時の録音の数々は奇跡的にも音源が残されていたことが判明して２００３年にはこれらをコンプリートで収録した５枚組のＣＤボックスセットがＮｅｗ Ｗｏｒｌｄ Ｒｅｃｏｒｄｓからリリースされ、好事家にはまずもってビックリ仰天だったという経緯。で、本作はそんなロジャーレイノルズの９２年発となる単独名義作としては通算５作目。リリースは米国現代音楽の電子音楽部門、Ｎｅｕｍａレーベルからで、現在ではやや入手困難。元来の作風からして現代音楽内現代音楽に収まるハズもない異端児、ロジャーレイノルズなので、電子音響を積極的に活用する楽曲も多く、本作でもそれは然り。１曲目はヴァイオリンと器楽アンサンブルに伴うコンピュータプロセスドサウンズによる楽曲で、昔で言うとあらかじめ音ネタが固定されている磁気テープとの合奏パターンで、９０年代の作曲ともなれば磁気テープからコンピュータへと機材が変わっただけで、内容自体は６０年代の前衛とさほどかけ離れているわけでは無い、お彼岸世界へカっ飛んで行くような音の冥府宮。因みにその音ネタには電子音響はほんの少し含まれるだけで、メインはヴァイオリンなので、派手な展開は無いけれどもサイケな恍惚感を放つ佳作。２曲目はロジャーレイノルズの本領発揮とも言える純粋な磁気テープ作品で、こちらは人声が音ネタに用いられ、様々なモジュレーションによる変形が加えられながらも、音声詩からの意外な影響や音の原型をあまり崩さないように展開していくあたりはミュージックコンクレートの系統とは趣を異にする独特の響き。３曲目は純粋なピアノ独奏で、こちらは典型的な現代曲の枠内。ROGER REYNOLDS-personae(neuma)

コンディション：★盤は中古盤として並品（軽いキズ、スレがあります。音トビ無し、再生に影響無し）、ジャケットは中古盤として並品（目だたない程度のスレ、キズ、経年のヨレがあります。端にツメの噛み跡あり）、プラケースは中古盤として並品（スレ、キズが散見されます、ヒビ割れがある場合もあります）★プラケースは経済的理由により新品に交換できません。予め消耗品としてお考えいただけますと幸いです★その他詳しいコンディションにつきましてはご入札前にご質問欄からお問合せください。あくまで中古盤という性質上、完璧なコンディションをお求めの場合はご入札をお控えくださいますよう、よろしくお願いいたします★

★送料（ユウメール）：ＣＤ１枚￥１８０、ＣＤ２枚￥２１５、ＣＤ３枚～４枚￥３００★郵便料金改定に伴いまして（ＣＤ５枚以上は枚数制限無し）及び（ＬＰ盤１枚～２枚）は定形外郵便（規格外）での扱いとなります。送料は￥５００★