画像1と画像2が本商品の見本ですが、約7~12 cmの範囲で異なる長さの葉が混じっています。
サイズによらず品質は同じです。サイズに拘る方は入札をご遠慮ください。
青い柿葉を完全乾燥させると多数の亀裂が入り脆くなりますので、紅葉した柿の葉(例、画像3)を用いて、アク抜き、食塩水処理そして塩抜き処理を厳密に行った後、天日干しによって完全乾燥させました。和紙や皮革のような丈夫でそして綺麗な葉になっております。手で軽く引っ張っても破れない程度の強さがあるため扱いが楽です。湿った葉に比べて、輸送・保管中にカビが生えず、水槽中でも長時間安定です。
アク抜きがなされていないかあるいは不十分な葉を水槽に入れますと、アクやヌメリで水が汚れやすく水の頻繁な交換が必要になります。
アク抜きをしっかりと行った本商品をお勧めします。
「破れない綺麗な葉を送り..」や「丁寧に処理した良い状態の葉が届き..」などのコメントを頂いております。
食塩水処理は、表面の洗浄方法として、煮沸(葉の脆化または有効な成分の溶出の恐れあり)よりも優れています。しかし少量の食塩を葉の上に散布あるいは低濃度の食塩水への浸漬では効果は期待できません。
アク抜きと塩抜き後の溶液中の食塩濃度を正確に測定するために、屈折計型塩分濃度計(画像4)を用いました。表面洗浄のための食塩水の利用については、田中宗彦による解説「食品加工・貯蔵における塩の機能と役割」、日本海水学会誌、52巻(1998)352を参考にしました。
手順
1. 食塩水中の食塩濃度と浸透圧の関係の表(画像5)を参考にしました。柿の葉表面に付着した有害物の洗浄に必要な最小限の浸透圧を満す塩分濃度の食塩水を作り、適切な浸漬時間で葉を漬けました。
2. 食塩水液から取り出した柿の葉を容器(例、画像6)に入れて、アク抜きと塩抜きのために水漬けにし、数日間放置します。
3. 2の処理が終わった柿の葉を取り出し、容器に移し替えます。その際残った汚れたアク汁の廃液(例、画像7)の食塩濃度を塩分濃度計で測定します。
4. 同処理を6回以上繰り返し、その処理毎に廃液の食塩濃度を測定します。アクが抜けてきれいな液になりそして塩分がゼロになった時点でこの処理を終了し、さらに水洗い後かごに取り出します(例、画像8)。
5. 4の処理後の柿の葉を天日干し(例、画像9)した後、商品としています。
水槽に直ぐに入れて問題なく、皆様に安心してお使いいただけるかと思います。