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「向田邦子の恋文」 ◆向田和子(新潮社・ハードカバー)

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    埼玉県
商品名
「向田邦子の恋文」 ◆向田和子(新潮社・ハードカバー)
商品説明
妹、向田和子の著作となる「向田邦子の恋文」です。新潮社刊。読みやすく、写真も大きいハードカバーです。状態は、未使用に近く、非常に良好です。送料はクリックポストで185円です。 

★内容:: 脚本家への道を歩みはじめ、徹夜続きで仕事に打ち込む姉・邦子を慈しみ支えた一人の男性がいた。一途で切ない、秘密の恋だった・・・。邦子が急逝して20年後、妹・和子は遺品の中から、亡き二人が40年近く前に送りあった手紙をみつける。遺された文面から今なお香り立つ想いが、遠い日をよみがえらせ、妹は姉にそっと語りかけ始める・・・。脚本家として独立して2年、姉はやっと探していた“なにか”をつかみかけていた。惜しみなく愛情をそそぎ、あたたかく見守られながら。急逝の直後に見つかっていた邦子の手紙とN氏の日記、そして妹・和子の回想で綴る、幾つもの想いが響き合う姉と妹の「最後の本」。向田ファン必携。

★向田邦子は1929年、東京生まれ。父の仕事により日本各地を転々とする。小学生の頃、鹿児島で数年を過ごした。この時期に家族や近所の人々と様々なエピソードがあり、その後の進路に多大な影響を与えた。「父の詫び状」のモチーフは第2の故郷、鹿児島時代の家族団欒であるといわれる。実践女子専門学校(現・実践女子大)国語科卒。映画雑誌の編集者を経て、昭和30年代終わりから50年代にかけラジオ、テレビの台本・脚本作家の地位を築いていく。ラジオエッセイで「森繁の重役読本」、「向田ドラマ」の代表作として、「七人の孫」、「だいこんの花」、「寺内貫太郎一家」、「阿修羅のごとく」、「あ・うん」、「隣りの女」など。1975年、46歳のときに乳癌で手術を受け、それをきっかけに随筆やエッセイを書き始める。山本夏彦は「向田邦子は突然あらわれてほとんど名人である」と絶賛した。その後、雑誌連載の短篇小説集 「思い出トランプ」に収められた「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で1980年、直木賞受賞。しかし惜しまれることに翌1981年、旅行先の台湾での航空機事故で急逝した(享年51)。代表作は、エッセイ集に「父の詫び状」、「夜中の薔薇」、長編「あ・うん」、作品集「隣の女」など。鋭敏な感性と深い人間洞察、きれ味の鋭い文章、巧みな台詞を端正に綴った作品は今なお愛され、また、自分の好きなものと徹底して向き合う向田自身のライフスタイルが注目を浴び続けている。

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