(美品)ぺるけ式 トランジスタ式ミニワッターPart5 19v版 モノラル構成2台セット 東芝製2SK170BL使用 ハンドメイド作品
参考にさせていただいた本家様 http://www.op316.com/tubes/mw/mw-19v-p5.htm
アルミケースにタカチ電機工業HEN110420Sを二個使用しぺるけさん解説の回路図をそのままに回路基板を二枚に振り分け完全左右独立型として組み上げました。二個のケースに熱源となる回路を分けた事で発熱の問題が解消され、使用感も向上しています。
使用した基盤はぺるけさんの回路を参考に製作したオリジナル特注品です。
回路定数は公開されている回路図を忠実に再現しています。(定数変更はLEDの抵抗光量調整のみです)
回路に使用した電子部品は全て解説にある指定部品を使用しています。
代用品や表面実装部品等、海外流通品等、本家解説と異なる部品は一切使用していません。
全てのトランジスタとダイオードに選別品を使用しました。
初段増幅回路に非常に貴重な東芝製2SK170BL選別品を使用。
希少な超低雑音、高利得な単体JFETです。GMが高い特徴があり代用品のJFETを使用した回路ではぺるけさんの設計通りの性能は出ません。熱結合する前に2SK170BLの写真を撮っておきました。写真を拡大して刻印をご確認下さい。辛うじて2SK170BLが入手可能であった時代に当時物をIDSS選別品として販売されていた品を大切に保管しバイアス特性で再度選別した部品を使用しています。その結果バイアス特性が非常に近い物をペアとして本作品に採用しておりますが手持ちの2SK170BL在庫数には限りが御座います。非常に貴重な品である事を御理解いただけたのでしたら幸いで御座います。
出力段バイアス回路のダイオードは解説にも説明があるUF2010の選別品を採用しました。数多く(300個以上)のダイオードから実際に電流をかけ順電圧を測定しペア選別してありますので使用目的に合った順電圧の高精度選別品を使用しております。その結果として、左右のアイドリング電流差は2mA程度と非常に安定しています。このような高精度なモノラル構成アンプはメーカー製トランジスタアンプを二台買ってステレオ化しても得る事は難しいかもしれません。
出力段2SB1375/2SD2012 位相補正33pF
出力段の放熱器はぺるけさんの解説にある指定の品を使用しています。しっかりとステンレス製M3ビスで基板に固定してありますので触ってもグラグラしませんし多少の衝撃を与えても曲がる事はありません。
電解コンデンサはオーディオ用途として採用例が多く音質的にも気に入っている長寿命な105°品を使いました。
日本ケミコンKMG16V 3300μF KMG16V2200μF
フイルムコンデンサは様々なタイプを試聴した結果、入力カップリングにEROをバスブースト補正にFaithful Linkを採用しています。
残留雑音(サーノイズ)やハムノイズは感じられず非常に静寂です。スピーカーのツイーターに耳を当ててもノイズは聞こえません。
DCオフセット調整済み
電源スイッチの白いLEDは眩しくないように光量調整してあります。
製作後、通算15時間程度のエージングと動作確認を済ませました。
ケース外装に目立つような傷はありません。詳細は画像で確認お願いします。
全ての放熱穴を一つ一つ丁寧に面取りしてありますので手で触っても怪我をする事は御座いません。
全ての外装ビスにステンレス製を使用しています。
新品の秋月電子製ACアダプタが2個付属します。
ぺるけ式トランジスタ式ミニワッターはぺるけ式でお馴染みの疑似±電源方式ですので一個のACアダプタを枝分けして使用する事が出来ません。ACアダプタはメーカー問わず出力電圧の個体差が大きく結構バラバラです。秋月電子製のこちらのタイプのアダプターは実測値で18.80v~19.43vと結構な個体差の開きがあります。左右で入力電圧が違っては折角厳選部品を使用し左右で特性を揃えた回路が無駄になってしまいます。そこでアダプターを多数購入し電圧をチェックして電圧差が少ない物を選別しペア取りしております。今回は13個のアダプターから選別しAC100.2v入力時にDC18.90v出力のアダプターのペアを運良く確保する事が出来ました。こちらのアダプターは現在値上げにより1個2200円ですので多数購入してペアを得る事は予算的に容易では御座いません。
左右干渉皆無のシステム故に定位感が素晴らしく非常に心地良い音質です。
是非興味のある方に聴いていただきたく思います。
トラブルを避ける為、取引評価が0の新規アカウントの方や悪い評価の割合が多い方の入札はご遠慮願います。
素晴らしい回路を惜しみなく公開して下さったぺるけ氏に日々感謝しております。