【日本人のこころのよりどころと再会する】入門　般若心経の読み方　ひろさちや著

「色即是空」は、おおらかに、こだわりなく生きるための真実の知恵…。
「般若波羅蜜多」は、心に 自由を取り戻すための方法論…。

人生を「四苦八苦」と観じ、それを脱する 知恵の真髄を262 文字に込めた「般若心経」。
忙しい現代にその"こころ"が生きる。
渇いた砂が水を吸うように、その一字一字が現代人の心に潤いを与えてくれる。 現代人の目、現ぬ代人の言葉で、いつの世にも変わらず真実の知恵を説く、生活人のための「般若心経」入門。

目次
プロローグ　大いなる自由を求めて
第1章　なぜ 般若心経を読むのか
第2章　般若波羅蜜多=真実の知恵の世界
第3章　あるがままに見る…菩薩の教え
第4章　自由を目指す 大乗の哲学
第5章　縁起と空の思想
第6章　空の分かり方
第7章　仏教の教える4つの真理
第8章　実践としての 般若波羅蜜多
第9章　彼岸に住ける者よ
エピローグ　不可思議の世界

ひろ　さちや
1936年大阪市に生まれる 1960年 東京大学 文学部 インド哲学科 卒業。 現在、評論家。現在インド思想 董店 日本 仏教思想史を専攻する。
著書に「釈尊 物語」(平凡社)「仏教のことば・考え方」「地獄と娑婆のお地蔵さん」「阿修羅よ…」などがある。