白粒インクルージョンが有るリビアンデザートグラス

ツタンカーメンのスカラベの材料として有名なリビアンデザートグラス。かなり透明度が高いリビアンデザートグラスで内部の白粒インクルージョン群が良く見られ、それらに幾分かの列傾向が見とれます。粒の大きさは１ｍｍ前後で冷却時の温度に対応したクリストバル石の可能性が有ると思います。また、サハラ砂漠に半ば埋まっていた痕跡として下半分に土質が付着していてこれは汚れというより環境を表す付加情報と考えますが、個人の価値観からクリーニングで除去するのは容易と思われます。上下の表面に飛砂による風蝕紋があり、下側の土壌に埋まっていた側の風蝕紋の方がが深く、ある時期に強風のような事象で裏返しが起きたと思われ、デザートグラスという質のほかにventifact等の砂漠の環境に関する情報も担った品と思います。丁寧に採取されたようで欠けやスレがほぼ見られません。サイズおおまかに三角形とした各辺６５／４７／４１ｍｍ、厚さ最大で２７ｍｍほど。本品は2013年にリビアに近いエジプト領シワオアシスでの購入品で、リビアンデザートのフィールドはさらに南方でそこには行っていません。ご参考にシワオアシスを含むエジプト西方砂漠の紀行文と写真CDを添付申し上げます。送料無料。