安岡正篤◆哲人・陸象山◆昭２初版本◆金鶏学院江戸東京小石川陽明学儒学漢学支那中国宋代漢籍唐本王陽明国士右翼和本古書

◆平成の元号を撰進したともいわれる陽明学者で、東京の小石川に金学院（金鶏学院）を開設して「国士」の養成に当たったの安岡正篤が、支那・中国の宋代の学者で、朱子学を創始した朱熹の学説を徹底的に批判し、陽明学の過激な学派の基礎を築いた陸象山の生涯とその学問・思想についてまとめた書物．陽明学者の山田方谷に学んだ三島中洲が設立した二松学舎専門学校で修身などを教授した学者の小豆沢英男の旧蔵書で、本文に赤・青の鉛筆による線引等あり．安岡正篤の生涯とその学問を通して、近代日本の陽明学の歴史、国士の系譜をたどる貴重史料．