高剛性の削出しボディにハードアルミニュームパイプカンチレーバーを採用したハイコストパフォーマンスモデル。高出力タイプ。ネオジム磁石と高剛性の磁気回路採用でリニューアル。
DV-20Xはデビュー以来、幅広いオーディオファンに支持されてきましたが
この度新しい20X2としてバージョンアップしました。
20X2では、従来からの無垢アルミニウム削出しボディと
硬質アルミニウムカンチレバーにマイクロリッジ・スタイラスチップを装着はそのままに
磁気回路の支持部を、XX2MKIIと同様、高剛性磁気回路構造を採用しました。
これによりネオジム磁石とフラックスダンパー&ソフト化マグネットとの親密性がより高まり
そのトータルパフォーマンスは一段と安定感と力強さを増しています。
■高出力MCカートリッジは、ダイナベクターが開発した独特の巻線技術により初めて可能になるもので
超極細線で発電コイルを多数回巻くことにより、ヘッドアンプや昇圧トランスを必要としない出力電圧を確保しています。
さらに新規採用した強力なネオジム磁石により出力電圧は2.8mV(当社比15%アップ)とアップ。
高出力MCはヘッドアンプや昇圧トランスが不要のため、これらのデバイスによる音の影響を受けず
低出力タイプよりむしろ有利な点もあります。使用はアンプのMMポジションのPHONO入力端子に接続します。
■高剛性の無垢アルミニウムボディ
再生音に大きな影響を与えるカートリッジシェルについても十分な検討を加え
ヘビーデューティなアルミニウム無垢削出しボディを採用しています。
■硬質アルミニュームカンチレバー
6mm長、硬質アルミニュームカンチレバー にマイクロリッジ・スタイラスチップを装着し
高い分解能と骨太な中低域再生が特長です。
■ネオジム磁石新規採用
20Xでは従来のサマリウムコバルト磁石に替わり、更に強力なネオジム磁石を採用しています。
しかしエアギャップ内の磁束密度を強力にするだけでは、出力電圧はアップするものの
希土類マグネットの特長である磁気抵抗が大きくなり、その結果磁気歪が増加します。
そのためダイナベクターカートリッジではこれらの問題点を解決すべく
従来からのフラックスダンパーとソフト化マグネットを継承し
MCカートリッジにおける磁気回路の理想をさらに追求しています。
形式:/高出力MCカートリッジ(フラックスダンパー、ソフト化マグネット付き)
出力電圧:2.8mV (at 1KHz, 5cm/sec.)
チャンネルセパレーション:25 dB 以上(at 1KHz)
チャンネルバランス:1.0 dB 以下(at 1KHz)
周波数特性:20 - 20,000Hz (±2dB)
コンプライアンス:12 x 10-6 cm/dyn
針圧:1.8 - 2.2g
直流抵抗:5 Ω
推奨負荷抵抗:30 Ω以上
カンチレバー:6mm 長 硬質 アルミニウムパイプ
スタイラス:マイクロリッジ(特殊ラインコンタクト針)
自重:9.2 g