はじめに
α7Digitalは、KonicaMinoltaからSonyへαSystemが伝わっていく最後の二機種のDigital一眼レフ
カメラの内の一つで(もう一つの機種はαSweet Digital)、当時ミノルタはカメラ及びフィルム
メーカーのコニカ(小西六)と合併を済ませてカメラ事業を統合した後の機種になります。
出品内容は
1. Body: α7Digital Body
昔はカメラは一生道具といわれましたが、最近の製品はメカは金属でもプラスチック部品が
多く使われていて、プラスチック部品の一部は劣化してしまっています。
この出品のBodyも、この機種特有の底面のひびが一本入っていますが、メカは好調で掲載の
写真のように造花の写真はキレイに撮れており、まだまだ使用できるな状態です。
付属品は、純正のボディキャップ、シューキャップ、アイピース保護ゴム、液晶保護板と 純正の
コニカミノルタロゴマークの金色刺繍がしてあるショルダーベルトでそこにアクセサリーシュー 保持具
付吊り紐セットです。
2. ズーレンズ
三本のレンズが付きます。メインのTAMRON 28-300 F3.5-6.3 MACROは大口径62mm
の高倍率 でMACRO付きズームは、当時のTAMRONを中心に高倍率ASPHERICAL機構を採用
してレンズ の筒(鏡筒)を手で少ない角度で回してもズーム比率を大きくできる仕組みで、順次
他のズーム レンズメーカーにも取り入れられて流行した。このレンズは比較的使用頻度の低い
キレイなレンズで高倍率の割には軽量で、ズームレンズとしては珍しくミノルタ向けにカメラボディ
との電子信号のやりとりに従来の5電気接点ではなく、当時最新のコニカミノルタレンズと同じ
8電気接点をもっていて、ミノルタでは最新のD付きレンズに当たるものです。
コニカミノルタ製のズームレンズ AF24-105 F3.5-4.5 D,はミノルタの持つレンズ設計技術を駆使
した倍率は高いがコンパクトのレンズのデジタル用D付きレンズでSONYにも引き継がれました。
三本目の付属レンズは50mmF1.4の非常に明るい、いわゆる標準レンズで写真のようにピントに
定評のあるレンズです。三本のレンズはカビ・クモリなくキレイですがノークレームノーリターンで
お願いします。
この50mmレンズのカメラBodyとの連絡する電子接点の電極は5本しかありませんが、これは
合焦に重きを置いているのでピントはよく合うのが特徴です。
3. Flash(ストロボ):
デジタルカメラ専用の使用頻度の少ないキレイな 3600HS Dのフラッシュ(ストロボ)が付きます。
拡散版が付属品として付きます。
4. 充電器及び電池
純正の充電器と電源コード及び純正の充電池が一個付きますがリチウム電池の寿命については
不明ですが、現状でのフル充電取り付け時には、サンプルの写真のように撮影できます。
5. コンパクトファラッシメモリーカード
2GBのコンパクトフラッシュメモリーカード SILICON POWER社製 200Xの表示
<カメラの使用方法>
●カメラボディについて
カメラ本体は写真のように少し使いこまれた様子はありますが、ボディには大きなキズやへこみ等
は全くありませんが、この機種特有の底部に少し割れがありますが、まだまだ使用できる状態です。
●メカ動作確認:
まず、充電をした電池はカメラボディ底部にある電池室の蓋を開けて入れますが、その際は
電池室内に電池を入れる際、室内上部片側より出ている突起が折れていますが、電池を
そのまま押し込み外蓋をしめた後にラッチを矢印→方向にしっかりと入れると電池は電池室
から出て来ず安心してカメラを使用出来ます。
事が出来ます。
電池が入るとカメラボディから電源が入った事を知らせるギュッという音がして通電を知ら
せます。電池が空だと音はしない。その後、カメラ使用時にはボディ裏面左上部にあるメイン
スイッチを右にスライドすると使用スタート電源が入り、レンズを本体につけておればレンズ
も少し動き撮影可を知らせます。
カメラ本体にレンズを装着し電池を入れメインスイッチをONにして、シャッターボタンに
指をかけて半押しをすると、レンズが作動して被写体にピントが合い、するとピッと音がして
スクリーン内の合焦点設定で焦点が合っていることを知らせ、さらにシャッターボタンを押すと
シャッターが落ちる。もちろん縦型金属フォーカルプレーンシャッタも綺麗です。
この時、シャッターボタンを離すとしばらくして液晶が消えますが故障ではありません、節電
の為で再度シャッターボタンに指をかけると液晶が点灯します。
しかし最初の作動はメインダイヤルをPに合わせて始めると
安心です。
Body内にカメラブレ防止装置があり、シャッターをきる毎に、赤ランプがBodyうしろで点いて
撮影データの収納中を知らせ、また、ゴミをイメージセンサー上からふるい落とていることを
知らせる表示が背部液晶に出ます。
赤ランプの点滅は不具合を知らせるランプではありません。
●レンズについて
カメラボディには白いボディキャップがついていますので、これを外して使用したいレンズを
取り出しボディへの装着の際はボディのレンズとの接合部分にある赤い点とレンズ側の
赤く小さい丸い突起で位置合わせをして回転させるとカチッという音がして取り付け出来ます。
●フラッシュ(ストロボ)について
カメラ本体には内蔵の光量の小さいフラッシュ(近接撮影用)があり、カメラ上カバーの中央
ペンタプリズムのある屋根の前部の両側をつまんで蓋を上げると小さなフラッシュが出てきて
蓋を開けたままシャッターを押すとフラッシュが光って撮影となります。
付属の大光量フラッシュは単三電池4本を入れ写真の造花を撮る際は50mmレンズで撮り
ましたが、カメラに取り付けたコンパクトフラッシュメモリーカードの中にあります。
フラッシュをカメラ後ろからシューに合わせてスライドすると簡単に
●付属のコンパクトフラッシュメモリーカードについて
撮影したデーターを入れるためのメモリーの2GBのコンパクトフラッシュがすでに本体内に
セットされ、これはフォーマットされていますので直ぐに使用できます。
また、上記のように50mmレンズで写真にある造花を至近距離で撮影したデータも入っている
CF(コンパクトフラッシュメモリーカード)が入っています。
このデーターをパソコンで見るためには,市販の例えばバッファロー(BSCR308U2BK2BK)は
amazonで1582円(現在)で、CFカードを読むことができます。
使い方は、CFカードをBodyから取り出し、このリーダーにCFカード差しこみ、付属のUSB
ケーブルをパソコンのUSBポートに差し込めば撮影した写真を見たり、写真の編集をしたり
することが出来ます。
α7 Digitalカメラは、SONYデジタルカメラと同様にRAW+JPEG撮影ができますので、付属の
コンパクトフラッシュメモリーカードに撮影データーを入れることができます。
フラッシュの取扱説明書は 5600HSの用で、下記アドレスにあります。
https://www.kenko-tokina.co.jp/konicaminolta/support/manual/acc/5600hsdj0.pdf
α7Digitalの使用説明書のアドレスは
https://www.kenko-tokina.co.jp/konicaminolta/support/manual/dp/a7dj0.pdf
最後に
出品のセットには外付けフラッシュがついていますので、行事などで多数の写真
撮影するときに昼間でも特に失敗が許されないときは、フラッシュのスイッチをONにして
おけば、より鮮明でキレイな写真を失敗無く撮ることが出来ます。
最近はやりのミラーレス同様に液晶の右にあるスイッチを上にONにしてCCDに付いている
手ぶれ補正機能が働きますし、特に撮影後にはCCDを振動させて付着するチリを振動で
払い落とす装置がありますので安心です。(作動中は赤ランプが点滅します)
また、ミラーレスカメラ同様に撮影時にRAW+JPEGの同時記録も出来る性能を備えています
ので、まだまだこれからも写真撮影を楽しめるデジタルカメラです。
メカ部分もしっかりしていますので、これからも十分に使用できるデジタルカメラですので、家庭に
一台いかがでしょうか。
そして、SONYへコニカミノルタから譲渡直後のSONYの第1世代のα100は、直前発売のSONY
デザインのαSweet Digitalと画素数以外は同じで、一方、αSweet Digitalの前に発売された
このα7Digitalは、フィルムカメラα7のミノルタデザインとなっていますが基本的にはαシステム
は全く同じで、SONY第2世代のデジタル一眼レフカメラのα55等の二桁の数字のカメラとも
同様の上にストロボ等にも互換性があります。
レンズについてはカビやくもりについて神経質な方は、入札をしないでください、入札をした場合も
ノークレームノーリターンでお願いします。
ミノルタの伝統を引き継いだ今回出品のα7Digital一式はコレクター品としても価値があると
考えます。また、レンズは資産ですから、日頃の
温度、湿度管理が大変一番です。SONYのαシステムは従来のレンズも仕組みは同じなので、
SONYの最近の小型のEレンズマウントの付いているSONY製のミラーレスカメラで、出品のレンズ
を使用の際は、ミラーレスカメラと、この少し大きい出品のAマウントレンズの間に改善を続ける
ソニー発売のコンバーターのLA-EA1~LA-EA6を取り付ければ出品のレンズは今後もそのまま
SONYミラーレスカメラで使用することが出来ます。
●出品製品製造番号一覧
ボディ 製造番号: 00414170
レンズ
① 50mm 製造番号: 53201766
② 24-105mm 製造番号: 19007690
③ 28-300mm 製造番号: 502837 TAMRON
フラッシュ 製造番号: 2103137