昨年8月以来、6ヶ月ぶりに出品いたします。薄いアルミ系の材質で制作された逸品です。
出品ステッカーは当方が所有する最後の1枚で御座います。
アルミ系材質の全面に白インクを印刷し、赤インクで文字を印刷して表面をPP加工で保護しています。
一般的で廉価な白塩ビなどを使用せず、あえて高級な材料と印刷手法を用いるこのこだわりこそが
「チームと看板(ステッカー)に誇りを持っていた」古きよき時代の自己主張だったといえるでしょう。
入手後はグラシン紙に包んだうえで箱に入れて大切に保管しておりましたが、
出品ステッカーには若干の「ヨレ」「圧し痕」「小キズ」などが御座います。
ヤフオクやヤフーフリマ、メルカリなどで氾濫しております「部外者が自作したマガイモノ」ではありません。
また、1980年代~四国のマニアにより乱造乱発された「空想上のステッカー」でも御座いません。
著作権法上とても重要な意味をもつ初版制作時の版下、原版フィルムなどは
制作に携わられたOB諸兄よりわたくしが預かり30年に及ぶ長きにわたり大切に保管しております。
近年登録された「商標登録」などは、わたくしどもの有する「先行著作権」に対して
なんら効力は及びませんのでご安心のうえご参加くださいませ(商標法第29条参照)
「ピエロ」は歴史と伝統を誇る「神奈川県勢」の鉄の団結を死守する中心的チーム。
往年のケンカチーム「大船 阿修羅(あしゅら)」などを母体に結成され、
「スペクター」との数次の大抗争で全国にその名を轟かせました。
バイク中心のチーム編成と、その無類の凶暴さは関東全土を席巻し、
メンバー全員が伝統的に筋金入りのケンカ屋でした。
最盛期にはバイクだけで700台もの動員力を誇ったと云われる巨大チームです。
また「ヘアピンサーカス」の定番スローガンからも想像できるように、ケンカだけではなく
メンバーの卓越したドライビングテクニックも伝説として語り継がれるほどです。
1980年代から大流行した「横文字チームがチーム名を漢字に変える」という流れを築いた名作です。
その中でも「悲笑路」などの「当て字」を使わず、独自の素晴らしい書体を用いたステッカーは
初版制作から40年を経た今もなお、オールドファンから若い世代の皆様にまで絶大の人気を誇ります。