御存知!名ヴァイオリニスト Daryl Way在籍 Curved Air 初期の傑作「Phantasmagoria - ある幻想的な光景 -」 紙ジャケット仕様限定盤 国内盤未開封新品でございます。
未開封品でございますが、ジャケット表の下部に三か所小さな窪みがございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
Daryl Way(Vln、Key、Mellotron 後にDaryl Way's Wolf)、Sonja Kristina(Vo、Acoustic-G)、Francis Monkman(G、Key、Per 後にSky)、
Mike Wedgwood(B、B-vo、G、Per)、Florian Pilkinton-Miska(Ds、Per)となります。
他にホーン隊等のゲスト参加がございます。
1stが「分裂気味」、2ndが「摺り合わせ(融合ではない事がミソ)が上手くいった」感のある音楽性のこのCurved Air でございますが、
この3rdでは「洗練」と言う感覚がございます。
但し、そもそも結成の要となるDaryl Wayの作曲や演奏の貢献が弱くなった感があり、その代わり、Francis Monkmanの貢献が非常に目立つ感がございます。
後にかのクラッシック界の名ギタリスト John Williams(映画”Deer Hunter”のテーマ曲演奏でも知られる。
かの歴史的名ギタリスト セゴビアの愛弟子)と「Sky」を結成、
プログレとフュージョンの融合という音楽性で大成功を収める事となるFrancis Monkmanでございますが、それに繋がる感のある音楽性でもございます。
メロディアス重視でジャズ/フュージョン系にも繋がる非常に洗練された感のある音楽性でございますが、
1st、2ndに比べロック的な躍動感が弱まったもの。
そこがDaryl Wayには不満だった模様。
解散に繋がる訳でございますが、後にJohn Ethridge(G、後にSoft Machine)やIan Mosley(Trace、Gordon Giltrip他、現Marillion)らと結成する
”Daryl Way's Wolf”の音楽性や演奏・アンサンブルの有り方からも伺えるものでございます。
後に税金の未払いの解消の為に再結成(なんだかな~)を致しますが、その後の音楽性はこの時期と異なる変貌したものでございます。
その後再結成を繰り返し、音楽性を継承し好作は残しておりますが、この時代の鋭さ等は再現出来ていない事は事実でございます
。正直、音楽性が結構異なる面々で三作も名盤を残せた事が奇跡という感がございます。
現在ではこの仕様盤は入手が困難。この機会に是非。