1875年にフランスで製造されたこのエンジェル20フラン金貨は、アウグスタン・デュプレ氏によるデザインが施されています。
実に繊細かつ美術的でいかにもヨーロッパを感じさせてくれるコインですね。
このコインの表面には、「天使」が憲法を記述している図が描かれており、
背景には右側にフランスの国鳥でもある鶏(ルースター)と左側に束ねられた杖(ファスケス)が配置されています。
裏面にはフランスの国是「自由、平等、友愛」(Libert, galit, Fraternit)が記されたリースの中に額面と年号が表示されています。
この金貨は、フランス革命の理念を象徴するデザインともされ、
投資やコレクションの価値が高いとされています。
またエンジェルが絵が描かれていて通称「ラッキーエンジェル」「守護天使」などとも呼ばれているコインです。
金運アップ、財運アップのお守り・ラッキーアイテムとして好む人が非常に多く需要が年々高まっています。
また、1875年のこのコインは約11,746,000枚が製造されています。
発行枚数が非常に多い金貨なので比較的入手が容易・・・なはずなのですが、
MS64という高いグレードで評価されたものは非常に希少な立ち位置になってきています。
同鑑定枚数136枚、上位鑑定117枚とこの部分を取り上げても1870年代のアンティークコインとしては多いです。
しかし前述の通りラッキアーテムとしてこのエンジェルを求める人は後を立ちません。
以前は頻繁に仕入れられたコインですが、今は適正価格での入手が格段に難しくなりました。
↑ここは必ず押さえていただきたいポイントです。
デザインの良さ、縁起の良さ、歴史的な背景、さらには美術的な価値から、
世界中の多くのコレクターにとって非常に魅力的なアイテムとなっています。
金相場の値上がりもかなり凄い状況になっておりますので、
値上がり前に押さえておきたいメジャーコインの一つですね。