【ハイリゲンブリュット】は
ラインヘッセン・アルツァイにある
700年以上前に修道士がワイン造りをしていた場所で、
火山性土壌に植えられた樹齢６０年のリースリングや
樹齢７０年のシルヴァーナーなど
貴重なブドウを使用し、
クラシックなスタイルのワインと
亜硫酸無添加もしくは極少量添加の
クリーンな自然派ワインをどちらも造っている
挑戦的な生産者です。

ガイゼンハイム大学で醸造を学んだ、
どちらも２０代でワイン造りの情熱に溢れる
親日家のクリスティアンとマーティン兄弟が
力を合わせて栽培と醸造に励んでおり、
ラインヘッセンの若手醸造家の中で
一際目立った存在となっています。

シルヴァーナーHはブドウ（樹齢15~30年)を
オーガニックな畑から手摘みで丁寧に収穫後
7日間という長期のスキンコンタクトを施し、
1200リットルの大樽(新樽0%)で
澱とともに11ヶ月熟成させて造られます。
瓶詰め時に20mg/lというごく少量の
亜硫酸を加える以外は一切の添加物を使用せず、
無清澄・ノンフィルターとなっております。

レモンやライムなどの柑橘類に加え、
硫黄やチョークなど鉱物的な香りが混じり、
更に熟れた白桃や蜂蜜などほんのり甘い香りが
アクセントとなった爽やかなアロマが溢れています。

口に含むと瑞々しく、ハッキリとした酸味の
グレープフルーツの味わいが溢れます。
その果実味がほんのり苦味を伴うレモンピールや
しっかり感じるミネラルの風味、
マロラクティック発酵由来の
ヨーグルトの風味と混じり合い、
自然な造りで無清澄・ノンフィルターと思えないほど
クリーンな味わいとなっております。

アルコールが11.5%と低いのにも関わらず、
軽過ぎずしっかりとした質感で
シャープな酸味とバランスが取れています。
今すぐ開けて楽しめる仕上がりとなっておりますので
気楽に開けてお飲みになることをお勧めいたしますが、
今後5年前後の熟成ポテンシャルがありますので
寝かせて更に個性を出すのも面白いですね。
飲み頃温度は12~14℃です。

法律により20歳未満の酒類の購入や飲酒は禁止されており、酒類の販売には年齢確認が義務付けられています。