【丹羽廉芳 にわ れんぽう】
曹洞宗の僧。
永平寺第77世貫首。
曹洞宗管長。静岡県生。
別号に老梅、雪梅、梅庵など。
東京帝国大学文学部印度哲学科卒。一乗寺・龍雲院・洞慶院で住職をつとめた後、永平寺東京別院監院として戦災復興に尽力する。
永平寺別貫首、修禅寺住職を務め、60年永平寺の第77世貫首に就任。平成5年(1993)寂、88才。
◎サイズ
本紙…縦約132㎝ 横約30.5㎝
全体…縦約211cm 横約37cm
◎状態
大きなイタミはありませんが、本紙全体の所々に点シミなどございます(写真参照)。
◎紙本・桐共箱。
◎軸先…茶漆塗。
◎真筆保証いたします。
◎返品は商品到着後1週間以内に限らせていただきます。
◎宜しくお願いいたします。
【清風払明月 せいふうめいげつをはらう】
芳賀幸四郎『新版一行物』には、「天空に皓々こうこうたる明月がかかり、虫声しきりな薄すすきの原を颯々さっさつと秋風の吹きすぎるという清夜の風情を叙したもので、一読、なんともすがすがしい名句である。(中略)まさに凡聖・迷悟などの一切を忘れ、内外ともに空に徹しきった、すがすがしい無一物の境涯を、月白風清の風景に託して詠じたものである」とある。