美本
小石川の家
青木玉
講談社刊
1994年8月第1刷発行
1994年10月第3刷発行
芸術選奨文部大臣賞受賞
祖父幸田露伴、母文と三人で暮した十年。
自らの流儀を貫き通した祖父の晩年を支え、凛とした生き方を引き継いだ母。小石川の家であったことと二人の最期を細緻な筆で綴る。
「人とのつながりは常に愛憎とともにあると母は言っていた。それを悟らせたのは祖父であろう。堪え得たものだけが知るところである。愛という、この美しく人を和ませ、慕わせ迷わせもする言葉の極まった姿に対して、私はあまりにも弱く幼くて思考及ばず、畏れだけを得たと思う。」(本文”愛”より)
サイズ 四六判
214ページ
カバー、帯付き
カバーや帯、本体の天地、小口を含めてヤケなどの経年感はほとんど見受けられません。状態はとても良好と思われます。
購入してから30年ほど経過していますが、全体としては極めて良好だと思われます。本棚ではなく樹脂製の黒箱に収納していましたので、紫外線などの影響を受けにくかったためと思われます。
全体の状態などの詳細については添付の写真をご覧ください。
PP袋、緩衝材で保護のうえ、匿名発送いたします。
なお、この本以外にもCDや村上春樹などの本、主に小説や初版本などを出品しておりますので、よろしければ一度、ご覧ください。
(参考)
青木 玉(あおき たま、1929年11月30日 - )は、日本の随筆家である。幸田露伴の孫、幸田文の一人娘。94歳。
東京出身。東京女子大学国語科卒業。1994年「小石川の家」で芸術選奨文部大臣賞受賞。 娘の青木奈緒もエッセイスト。