ARRESTED解散後、2枚目となるSPEECHのソロ作。暴力的なライムと騒がしいビートのヒップホップが多い今、人間の原点に戻った時に生まれる哲学とリズムが、彼の音楽を通して、我々の胸に静かに響いてくる。もともと歌心溢れるフロウを聴かせる彼だが、ここでは、マーヴィンの「Mercy Mercy Me」を偲ばせる⑪で、暖かみに満ちたヴォーカルを披露している。
1.ドゥ・ユー・ノウ・ハゥ・トゥ・ゲット・トゥ・ハイウェイ 85?
2.クロックス・イン・シンク・ウィズ・マイン
3.ザ・ヘイ・ソング
4.アイ・シンク・イン・イズ・ハヴィング・ア・ベイビー・バット・アイ・ドント・ノウ
5.ムーヴィン・オン
6.アイム・ジャスト・アン・M.C.
7.ザ・マウンテン・オブ・ロンリー
8.スレイヴ・オブ・イット・オール
9.リーヴ・アス・ア・メッセージ…バイ・バイ
10.サムタイムズ・アイ・ドゥ
11.リアル・ラヴ
12.ザ・ヘイ・ソング
13.ザ・リスト・ゴーズ・オン
14.イット・テイクス・ヴィレッジ・トゥ・レイズ・ア・チャイルド
心地よく穏やかで暖かみのあるサウンドで楽しませてくれてます。HipHopは尖ったところがなく軽快なノリで快適、メロウに歌うR&B こちらも黒すぎず心地よく溶け込めます。中でもいい音だなと感じるのは『Slave of all』このけだるい感じの重さとコーラス具合が良いですよ。普段はHipHopに馴染みのない方にも違和感なく楽しめる曲が多いと思うので、安心してこの心地よさに酔いしれてはいかがでしょうか。