大行進曲「タンホイザー」第2幕 (ヴァーグナー曲)
歌劇「ルスランとリュドミラ」一序曲 (グリンカ曲)
ドブロウエン指揮
A.フィルハーモニア管弦楽団
B. デンマーク国立放送管弦楽団
★この「大行進曲」は、第2幕「ワルトブルグ城内の歌合戰の場」で演奏される男性的なすこぶる豪快な音楽である。本來ならば合唱付きで行われるのだが、このレコードのようにオーケストラのみでも、しばしば演奏される。曲は喨々たるトランペットの吹奏からはじまり、重厚な、堂々たる行進曲がこれに續く、それは、これから開始されんとする「歌合戰」の前觸れの音楽にふさわしく、実に豪華である。
★もしもグリンカ (Michael Ivdnovitch Glinka 1804~57) が生れなかったら、「5人組の音樂家」 はいうに及ばず「ロシア國民樂派」の樹立すら危ぶまれたかも知れない。今日グ リンカが「ロシア音楽の父」といわれる所以である。
イッサイ・ドブロウエン (Issay Dobrowen)
ドブロウエンは1894年のロシア生れ、さすが母國のものだけに「ロシア物」の指揮にかけては現代第1流である。
EP盤は、直径が7インチ(17cm)の大きさで回転数45rpmの盤を指す。片面に5分から8分ほどの録音をすることが可能で、2曲から3曲が収録されている。EP盤でも1曲しか収録されていない盤はシングル盤といわれ、レコードの穴が大きいものはドーナツ盤といわれている。LP盤よりも音が良いのだが、収録時間が短いので主にシングルレコードとして用いられている。
楽しんで聴いていただける商品です。ジャケットに歴史を感じさせる痛みはあります。