LPレコード/フランチェスカッティ/ヴァイオリン協奏曲/FCCA-8
メンデルスゾーン
ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
チャイコフスキー
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35*
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
ジョージ・セル指揮 コロンビア交響楽団 トマス・シッパーズ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック
フランチェスカッティについて
このレコードでヴァイオリンを演奏しているジノ・フランチェスカッティは、1905年にマルセイユで生まれました。父は、イタリア人で、同地の歌劇場の管弦楽団のヴァイオリン奏者をしていました。フランチェスカッティは、3歳のときに父からヴァイ オリンを習いはじめ、5歳のときには早くも演奏会で演奏したといわれています。その後、パリにでて 勉強をつづけ、26歳のときから独奏者として活躍をはじめ、ヨーロッパ各地やアメリカに演奏旅行をしております。しかし、日本にはまだきたことがありません。
このフランチェスカッティの演奏は、甘いしかも汚れのない音色をもち、みごとな技巧に支えられているというのが大きな特色です。しかも、イタリア系の演奏家らしく、音楽をよく歌わせてもいます。しかし、その音楽の表情は、決して誇張のあるものでもなく、また独善的なものでもなくて、きく人を納得させるものになっています。メンデルスゾーンやチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のレコー ドは、このフランチェスカッティの魅力を最大限に発揮させた名演のものといってもいいのです。
楽しんで聴いていただける商品です。ジャケットに歴史を感じさせるそれなりの痛みはあります。