「開かれた言葉:文学空間の亀裂」 (彩流社)
山形和美 (筑波大学教授)
定価:2800円 (本体2718円)
1992年初版発行
【目次】
第1部
1 開かれた言葉…ウォルター・オングから
始めて
2 世界を読み解くメタファー…ノースロッ
プ・フライ
3 仲介者としての解釈家の運命…フラン
ク・カーモード
4 現代文学理論とユダヤ的発想…スーザ
ン・ハンデルマン
5 誤訳の美学・崇高批評…ハロルド・ブル
ーム
6 始原に対立する始まり…エドワード・サ
イード
第2部
7 文学とキリスト教…ひとつの視座
8 カタルシスかプレローマか…キリスト教
的悲劇の可能性
9 叙事的の語り…ジョン・ミルトン『失楽
園』の構造的解釈
10 テキストの表層…T.S.エリオット『荒
地』をどう読むか
11 バラ園体験の詩的形象…T.S.エリオット
『四つの四重奏の構造』
12 弱者の見果てぬ夢…D.H.ロレンス『アポ
カリブス』
13 殉教者はヒーローになれないか…ショー
ンオフェイロン『消えゆくヒーロー』
14 フィクションとしてのメタ言語…ハーバ
ード・リンデンバーガー『サウロの失墜』
第3部
15 サタン・悪魔・悪霊…その呼称をめぐっ
て
16 〈タイポロジー〉について
17 〈プロット 〉について
18 〈フィクション〉について