「銀色の恋人」
1987年ハヤカワ文庫版SF初版本
著者: タニス・リー
訳者: 井辻 朱美
シルヴァー―エレクトロニック・メタルズ社が試作した人間そっくりのロボット。
とび色の瞳に赤褐色の髪、銀色の膚をしたシルヴァーはギターをつまびき、ありとあらゆる歌をかなでる。
ひとびとは心を揺さぶるその歌をきそって聞きたがった。
だが、たったひとつエレクトロニック・メタルズ社にとって誤算が生じた。
シルヴァーに恋する少女が現われたのだ!
物語の名手が紡ぎだす、少女とアンドロイドとのSFラブロマンス❣️
「銀色の愛 ふたたび」
2007年ハヤカワ文庫版SF初版本
著者: タニス・リー
訳者: 井辻 朱美
ある日、貧しく孤独な少女ローレンは、地震で崩れかけた施設で、少女とロボットの恋を描いた一冊の本を見つけた。
そのときからこの本はローレンの宝物となり、シルヴァーはまだ見ぬ恋人となったのだ。
やがて17歳になったとき、驚くべきニュースが伝えられた。META社が人間そっくりのロボットを発売するというのだ。
すべてを投げだして、ローレンは発表会場のあるシティへと向かう...
名作『銀色の恋人』待望の続篇❣️
わたし、恋をしているのよ。
彼の髪はとび色、目はとても大きいわ。
こはくのようよ。
そして肌は銀色なの。
・・
名前はシルヴァー。S・I・L・V・E・R
・・
シルヴァー・イオナイズド・自動制御(ロコモーティヴ)・人間型(ヴェリシミュレーテド)・エレクトロニクス・ロボットの略だわ。
・・沈黙。沈黙。沈黙。
“禁断”のテーマ?ですかね♪
ここには“性愛”はありえないのですが・・
“エロティシズム”人類の想像力には歯止めがないということですかね♪
しかしながら、あとがきでも書かれていますが、
「タニス・リーはホンモノの“魂(たましい)”を描きたかった」
のだと思うのですが・・
古書レベルとしての本の状態は“恋人”には軽レベルの経年劣化の焼けがありますが、概ね良好かと♪