葉室麟作品2冊です。
①草笛物語
平成29年9月20初版発行
著者/葉室麟
定価/税抜1600円
日本人の凛たる姿を示す葉室麟.畢生の、
蜩の記からの羽根藩シリーズです。
②風花帖
2014年10月30日初版発行
著者/葉室麟
定価/税抜1500円
運命のほころびに翻弄される男女の哀切を描く葉室麟.傑作時代小説です。
葉室麟氏
(1951-2017)北九州市小倉生まれ。
西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て2005 (平成17)年『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞し、作家デビューされました。
2007年『銀漢の賦』で松本清張賞、2012年『蜩ノ記』で直木賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で司馬遼太郎賞を受賞されました。「地方の視点から歴史を描く」を信条に、精力的に作品を執筆されました。『いのちなりけり』『秋月記』『橘花抄』『春風伝』『玄鳥さりて』など作品多数。『蜩ノ記』『散り椿』は映画化されました。
葉室麟氏は「たそがれ清兵衛」「蝉しぐれ」の著者「藤沢周平」(1927-1997)氏の後継者とも評されています。2人とも江戸時代を舞台にした偉大な歴史小説家です。
私は2人とも好きな作家ですので沢山読ませていただきました。
特に葉室麟さんの書籍は単行本.文庫本ともに沢山所持していますので整理しながら出品させていただきます。
興味ある方は是非お立ち寄りよろしくお願い致します。
葉室麟氏の作品には底流に「人として真っ直ぐな生き方とは何か」「男の生き様とはなか」「女性の女としての生き様とは何か」「忠義とは、正義とは、慈しみとは何か」を時代小説の武家社会を通して示されています。
作品中に時として引用される和歌にもとても惹かれてしまいます。
私は今では葉室麟作品のファンになりました。全作品を読みたいと考えています。
連作で読む順序をお勧めする作品も何作かありますが、どの作品から読まれても葉室文学を楽しむことが出来ると思います。