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【真作】掛軸 富取芳斎 山水図 幕末越後画壇 伝統美の逸品 繊細な墨彩 P197

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富取芳斎(とみとり ほうさい、1808年〈文化5年〉 - 1880年〈明治13年〉)は、江戸時代後期から明治時代初期にかけて活躍した日本の南画家です。 本名は良通、字は良輔。新潟県燕市地蔵堂町(旧西蒲原郡地蔵堂町)に生まれ、酒造業や米穀問屋を営む豪商の家に育ちました。 9歳で三条町の五十嵐華亭に師事し、10年間学びました。 19歳の時、華亭の勧めで京都に上り、中林竹洞に師事して南画を学びました。 その後、江戸に出て谷文晁や春木南湖らと交流し、元・明・清の名品に接して研鑽を積み、独自の画境を開拓しました。 帰郷後、長谷川嵐渓とともに幕末の越後画壇の双璧と称され、多くの門人を育成しました。 門下からは、長男の清旭、四男の芳谷をはじめ、多くの画人が輩出されています。 良寛との直接的な交流は確認されていませんが、良寛の弟子である遍澄法師が芳斎に絵を学んだと伝えられています。 また、良寛詩歌碑の建立に際しては、芳斎が発起人の一人として関与しました。 富取芳斎の作品は、南画の伝統を受け継ぎつつ、独自の表現を追求したものであり、越後地域の美術史において重要な位置を占めています。 彼の指導のもと、多くの優れた画家が育ち、地域の文化発展に大きく寄与しました。 表具寸法(軸先含む)★約70×203 本紙寸法★約52×136 ・ヤケ、折れと、少しシミがあります。 右側の軸先が欠損しています。 ・掲載画像と実物では、若干の色味の違いが生じる事がありますが ご了承くださいませ。 ・絵画等を購入された後、壁に掛ける場合は紐や金具の強度をよくご確認頂いた上でお掛け下さい。 また、定期的に強度が低下していないか確認する事をお勧め致します。 ・画像をよくご覧になり、中古品である事をご理解頂いた上での ご購入をお願いいたします。
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