ＬＰ／ミヨー「ニュ ーヨークのフランス人」／ガーシュウィン「パリのアメリカ人」

SHP-2319 ミヨー ニュ ーヨークのフランス人 1> ハドソン河上の霧のニューヨーク 2> 修道院 3> セントラルパークの馬車 4> タイムズ・スクエア 5> 屋上庭園 6> ヤンキー・スタディアムの野球 ガーシュウィン パリのアメリカ人 アーサー・フィードラー指揮 ボストン ポップス管弦楽団 ニューヨークのフランス人 ガーシュウィンの「パリのアメリカ人」 はたいてい「ラプソディー・イン・ ブルー」 とカップルされているが、 RCA ビクターではもっとうま味のあるカ ップリングはないものかと考えた末、 1962年の9月、フランスの大作曲家ダリ ウス・ミョーに「ニューヨークのフランス人」の作曲を依嘱した。 「フランス 人の耳と目でうけとったマンハッタンの新鮮な印象」 を描いてもらうのが目的 だったが、ガーシュウィンの生誕65年を控え、 「パリのアメリカ人」の姉妹曲 として、若くして逝った天才作曲家へ敬意を捧げる意味も含まれていたのである。 パリのアメリカ人 ミョーの新作「ニューヨークのフランス人」 が発表された頃、ジョージ・ガ ーシュウィンの生誕65年を記念して、 彼の画業の回顧展がニューヨークのフィ ルハーモニック・ホールで催され盛会だった。 ガーシュウィンの絵は元来趣味 として始めたものだが、 この方面でも才能に恵まれ、ほとんど玄人はだしの域 に達していた。 生前にも一度N.Y.でワンマン・ショウ (個展)を開いたこ とがある。 それは1937年のことで、彼が脳腫瘍のためハリウッドで急逝する半 年前だった。 彼は100枚以上の絵を残したが、 すべて兄のアイラによって大切に 保管されている。 幾つかの自画像のほか、 12音の開祖シェーンベルク、ジェロ ーム・カーン、あるいは祖父両親を描いた油絵は特に名高い。 彼は生れつき絵 が好きで、 作曲家になってからも、午後はよくカンバスに向かっていたそうだ。 もしガーシュウィンが絵の道に進んでいたら一流の画家になったに相違ないといった美術評論家もあるくらいである。 楽しんで聴いていただける商品です。ジャケットに歴史を感じさせるそれなりの痛みはあります。