懐かしいですね　サンヨー　グルービーM 整備済動作品

72年頃にサンヨーから発売されたモデルです。 当時のサンヨーはラジオのブランドとしてTRANSWORLDを使い、このモデルとその前期型にはGROOVY(ノリが良い?)というサブブランドを使っていました。 中学生で英語を習いたての小生としてはこのGROOVYの意味が分からず、辞書を引いても見たのですが、当時の辞書には載っていませんでした。 まぁ、小生が田舎育ちという事はあったのでしょうが、当時GROOVYの意味が分かっていた方はどのぐらいいたのかな、と思います。 このモデルはその後期型で、ソニーがTHE11ノブ後期型で導入し、一世を風靡したFMトランスミッター機能を備えていました。 バス、トレブルのセパレートトーンコントロール更には、ステレオキャストと同社が呼んでいた、アダプターを使ってヘッドフォンでステレオ放送が楽しめるギミックも付いていました。 ステレオキャストのアダプターと言うのはラジオを此方で扱って4年、一度もお目に掛かっていないので、如何に人気が無かったか分かります。 但し、ラジオ本体の出来は決して悪くは無く、スッキリしたデザイン、大きくて本格的な動きをするチューニングメーター等、結構売れる事を意識してして作られたモデルですあると思います。 残念ながらサンヨーという中堅メーカーの哀しさで東北の田舎に居た小生が本物を手にする事は無く、そのまま55年以上の年月が流れた感じです。 この個体はは汚れが酷く、トップパネルのレタリングが見にくいという問題がありましたが、クリーニング、整備後はまずまずの状態です。 公称3Wの実力は可成りの物だった様で、今でもその片鱗は残っていて、大音量が出ます。 音は多少歪み感が多い感じがします。本調子ではありません。 電池のみおつけします。