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向田邦子の恋文 向田和子 それは姉らしい“秘め事だった。直筆手紙、秘蔵写真、妹の追想─姉を支えた一人の男性。今明かされる素顔とは。

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福の神
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自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙など経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。 向田邦子の恋文 向田 和子 それは、いかにも姉らしい“秘め事"だった。 直筆の手紙、秘蔵の写真、妹の追想──没後二十年を越えて初めて明かされた素顔。 脚本家への道を歩みはじめ、徹夜続きで仕事に打ち込む姉・邦子を慈しみ支えた一人の男性がいた。一途で切ない、秘密の恋だった――。 邦子が急逝して二十年、妹・和子は遺品の中から、亡き二人が四十年近く前に送りあった手紙をみつける。遺された文面から今なお香り立つ想いが、遠い日をよみがえらせ、妹は姉にそっと語りかけ始める……。幾つもの想いが響き合う、姉と妹の「最後の本」。 【目次】 第一部 手紙と日記 第二部 姉の〝秘め事〟 帰ることのない部屋で 遺品の整理 茶封筒のなかの〝秘め事〟 『父の詫び状』へのお詫び 故郷もどきへの〝嫁入り〟 『ままや』の暖簾をたたむ 私の知らない姉 N氏との出逢い 父のよそ見 母の率直な思い 旅先のポートレート 茶封筒を開ける 二人の死 あとがきにかえて…ひとにぎりのナンキンマメ レビューより 往復書簡の様な物かと思っていたら、ほんの数通の恋文、その後は妹さんから見た彼女の生きざま。なのに、全ての文章より向田邦子の恋文一枚に気持ちを持っていかれます。こんなにも溢れる情を、どうやってその後呑み込んで受け入れて生きていったのか。薄い文庫ですが、内容は余りに充実しているので、長編を読んだかの様な読後感です。 台湾の飛行機事故で51歳で亡くなった向田邦子さん。脚本家という立場で昭和のど真ん中を歩んだ女性。彼女の恋人との手紙のやりとり、そして先に亡くなった恋人の日記を公開している。後半には妹の和子さんによるエッセイ。一度は自分から距離をおいた妻子ある恋人。その彼が病に倒れ体が不自由になってしまう。恋人のために、自分の家族のためにも、精一杯尽くしぬく。「献身」とはこういうことなんだ、と感じました。 この本の後半第二部では、向田さんの9歳年下の向田和子さんが綴った「姉の秘め事」というエッセイが載っている。長女として生きた向田邦子さん。頑迷な父、気弱な母、そして弟と妹、そんな家族の長女として向田さんは懸命に生き、そして恋をした。N氏の死がなければ向田さんの一生もまたちがったものになっただろうがそれでも向田邦子という女性は昭和の時代の長女でありつづけたかもしれない。
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