1980年のシカゴ・ジャズ・フェスティヴァルでフレディ・ハバードの代わりにVSOPクインテットに客演した ウイントンマルサリスは、まさにジャズ新時代を継げた風見鶏だった。
兄ブランフォードと率いるグループはジャズの伝統を継承するニューオリンズ出身という「毛並みの良さ」も手伝って 、あっという間に人気ミュージシャンとなった。
「感心するけど感動しない」という独自の「失われた世代ミュージシャン」の生き方を変えずに現在にいたるまで ジャズの伝統を見事に伝承しているのはウイントンだけだろう。テクニック、構成力ともにジャズ界随一のウイントン の実力をジャズ界に知らしめた記念すべき一枚。
1984年度グラミー賞受賞、1984年スイング・ジャーナル誌ジャズ・ディスク大賞銀賞受賞作。
01. Stardust
02. Lazy Afternoon
03. For All We Know
04. When You Wish Upon A Star
05. Django
06. Melancholia
07. Hot House Flowers
08. I'm Confessin' That I Love You