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文藝春秋
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アジア・サッカー戦記 フランスWへの長き道(文藝春秋)/後藤健生

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1998年2月10日 第1刷発行。 ここ近年のサッカー日本代表の世界的な躍進ぶりには目を見張るものがある。 しかしそんな日本でも、同じアジアの他の国に呆気なく負けてしまうこともある。 アジアは広い。 一言でアジアといっても、日本や韓国や北朝鮮がある極東と呼ばれる地域、砂漠のラクダの行商と現代のメトロポリスが並立するアラブの中東地域、その間には中国やインドやイランといった地域大国が横たわり、旧ソビエト連邦を構成していた中央アジア諸国が入り組み、高温多湿な東南アジアから赤道を超えれば、季節が真逆になる南半球のオーストラリアにたどり着くという、単に面積が広いというだけでない、気候も民族による習慣も多種多様な場所で戦わなければならないことを意味する。 そこでは綺麗に整えられた芝生のフィールドばかりではない、所々土が剥き出しのデコボコしたグラウンドや、急に降り出したスコールの雨水による水溜まりのような場所で戦うことも強いられる。 更にサッカーファンの間では"中東の笛"なる伝説(事実?)が根強く信じられ、それは中東のチームと中東で戦う際には、審判は必ず中東チームを有利な判定を下すというもので、ひょっとしたら日本代表も被害に遭っているかもしれない。 その結果として生まれるのは、ジャイアントキリング?薄氷の勝利(惜敗)?前評判通りの順当な結果? 答えは、サッカーの神様だけが知っている。 ようこそ、アジア・サッカーの世界へ。 後藤健生は、1952年生まれ、東京都出身のサッカー・ジャーナリストです。 日本のサッカー・ジャーナリズムの先駆け的な存在ですが、その著作の多くは単なるサッカーの範疇に留まらず、そのサッカーの成り立ちともいえる文化的な背景を、文献研究や国際的な現地取材などを通して、多面的に捉えているところに特徴があります。 本書は今から27年前、日本が1998年ワールドカップ・フランス大会で初出場を決めるまでの、アジア全土に渡る予選の戦いの記録を現地取材により綴ったものです。 大きな世界の舞台に立つ前には、アジアという通過儀礼を経験しなければならない。しかもそれは一筋縄ではいかない混沌とした戦場のようなもの。 まさに『戦記』というに相応しい、そして各国の文化がぶつかり合う様子が伝わる一冊です。 経年によるスレと色褪せが少しだけありますが、それ以外は美品です。
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