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ビジネス現場で役立つ 経済を見る眼(東洋経済新報社)/伊丹敬之

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2017年1月26日 発行。  私が今教えている専門職大学院で、社会人学生たちに「経済学のイメージ」を聞いたところ、多くの学生の答えが「数学や数式で理論を説明する学問」だったことに驚いたことがある。経済学のイメージはいつの間かそうなってしまっていたのである。  しかしこの本では、難しい数式は一切出てこない。そうした数学や数式を使った理論での説明に入る前の、「経済を見る眼」を考えたい。そしてその眼には、人間の営みとしての経済現象を見る、人間臭い面がきちんとあってほしい。 (本書 『はじめに』より) 毎日一生懸命働いて、仕事も上手く行っているサラリーマンの人が、テレビのニュースで「日本経済は不景気だ」と報道されて、違和感を覚えたことはないだろうか。 「停滞する日本経済」とマスコミが報道しているのに、自分は仕事に就き、カフェでお茶を飲んだりファッションを楽しんだり、それなりの暮らしをしている自分にとって"停滞"と言われても、正直ピンとこない人も多いのではないか。 最近は社会保険制度の危機も報道され、「老後の生活には2000万円が必要!」と、NISAだのiDeCoだの個人の資産運用を勧める情報も多いが、そんなにNISAや iDeCoに効果があるのなら、その運用を国が代わりにやったらいいじゃないか?と素朴な疑問を持つ人もいるだろう。 本書はこれらの個人が持つ、経済を巡る違和感や素朴な疑問を大切にすることから始めて、その人間臭い感覚を、様々な視点に置き換えて、経済学を学問のイメージのくびきから解放し、読者を自由な思考へと導いてくれるのだ。 例えば、毎日一生懸命働いているサラリーマンの人は、視点を取引先の会社の実態に向けてみてはどうだろうか? さらに感覚の範囲を広くして、取引先の会社が取引をしている今まで見えてなかった会社のことを想像してはどうだろうか? すると最終的には、様々な会社が存在する日本、あるいは世界中の国の同じように働いているであろう人たちの姿が見えてくる。 これは"停滞"とか"失われた"という言葉がピンとこない人にも、社会保険制度に疑問を持った人にも当てはまることで、その感覚の位置-視点を変えるだけで、理解できるものが大きく変わり、自由な学びが得られる構成になっている、画期的な経済学の入門書である。  経年による色褪せが少しあります。 それ以外は美品です。
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